福西、FC東京へ完全移籍。

福西に対しては藤田、名波の移籍の時のようにウエットな気分にはなれないのは新聞報道で伝えられた移籍理由に共感を覚えるからだろうか、もしくは磐田フロントの大失態にあきれかえってしまったからだろうか。それでもチームの中心選手をいきなり失うというこの状況には動揺しているし大きな喪失感に襲われている。最強の誉れも高い2001年ジュビロ磐田N-BOXを構成した中盤の選手はこれで一人もいなくなった訳だ。クラブの思惑よりもずっと早く、備えが充分でないままに中盤の選手のみ世代交代が成立してしまった。これからは経験も実績も乏しい若手たちが中心となって戦わねばならないのだ。そう思えば感傷に浸っている時間はないのかも知れない。
サポーターとしてできるのは今まで以上にクラブを支えること。チケットを買って試合を見に行き声援を送ろう。応援している気持ちを直接選手たちに伝えよう。危機感が募る今だからこそサポートする人がここにいるという姿勢を示そう。残留争いくらいは覚悟して、新たな歩みを始めようとするチームと共に戦おうじゃないか。俺は今年はできる限りヤマハスタジアムに足を運ぼうと思っている。サポーターも含めたジュビロ磐田というクラブの力が今試されている、ように感じる。