有川浩『図書館危機』。

自店にて購入。図書館シリーズの三作目である。憧れの「王子様」が実は上官だったということに気が付いてしまった後の郁のその後の乙女っぷりと、その気持ちを素直に表現できない不器用さ、そして意識せずにはいられない堂上との遣り取りが実に微笑ましくてよい。一方で組織として大きな変動を経た図書隊の今後も気になる。ますます快調で面白い。次巻が楽しみである。