新聞記事から。

サンケイスポーツ

谷啓、故人を偲ぶ「呼び合えず寂しい」…植木等さん告別式

27日に呼吸不全で死去した元クレージーキャッツの俳優、植木等さん(享年80)の告別式が29日、都内の寺院で密葬として営まれた。参列者は近親者のみで、クレージーのメンバーだった谷啓(75)、桜井センリ(77)、犬塚弘(78)、付き人だったタレント、小松政夫(65)らの姿もあった。
法名は「宝楽院釈等照位(ほうがくいんしゃくとうしょう)」。生家が浄土真宗の寺院だったことから「釈」に名前の「等」を入れ、「照」には世の中を照らし、人々に尽くしてきたという意味が込められている。
参列した谷はファクスで「『植木屋』『おお谷啓』と呼び合えなくなって…寂しい。見舞った時『植木屋』と声を掛けたら少し顔がほころんだ。が声にはならなかった。辛かった」と綴り「『ワハッハッハッ〜』という独特の笑い声、あのパワー、最期もいい顔していた。イケてるねぇ植木屋」と故人を偲んだ。
一般の弔問も受け付ける「植木等を偲ぶ会」が4月初旬に開催される予定。

布施明「足の速さ思い出す」

歌手、布施明(59)が29日、都内で発売中の著書「この手のひらほどの倖せ」(文藝春秋、1300円)の発売イベントを開催。植木さんの思い出を語った。
布施は17歳のころ、初レギュラーとなった日本テレビ系「シャボン玉ホリデー」で植木さんと共演。「すごくお世話になった。いつもほめてくれた」と懐かしんだ。
20代のころ、ゴルフ場で植木さんが「布施、あそこまで走ろう」と競走したそうで、「すごく足が速くて全然かなわなかった。走っている後ろ姿が飛ぶようで、今でも思い出します」と故人を偲んだ。

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200703/gt2007033006.html

スポーツ報知

谷啓「最後もイイ顔してた」…植木等さん死去後初めて語った

27日に亡くなったコメディアンで俳優、歌手の植木等さん(享年80歳)の密葬が29日、都内でしめやかに営まれた。故人の遺志を尊重し、「クレージーキャッツ」のメンバーだった谷啓(75)、犬塚弘(78)、桜井センリ(77)、元付き人で俳優の小松政夫(65)ら近親者のみが参列した。谷は「寂しい、ほんとうに。50年以上も仲間として友人として過ごしてきて…。最期もいい顔していた」と、植木さん死去後、初めてコメントした。法名は「宝楽院釈等照位」となった。
 植木さんが遺言として残した「自分に何かあったら密葬に」という思いを尊重し、近親者のみで行われた密葬。親友の死去に大きなショックを受けていた谷が参列後、所属事務所を通じてコメントを発表した。
「『植木屋』『おお谷啓』という呼び合いができなくなって…。寂しい、ほんとうに。50年以上も仲間として友人として過ごしてきて…。病院に見舞いに行った時、『植木屋』と声を掛けたら、少し顔がほころんだ。が、声にはならなかった。つらかった」入院中は何度も見舞いに訪れ、17日の面会が最後になった。
また、「植木屋はすごい人だったよ。ステージでもカメラの前でも、登場すると周囲がパーッと明るくなるっていうか、空気が変わるっていうか、そしてあの『ワッハッハッハッ〜』という独特の笑い声、あのパワー、最期もいい顔していた。イケてるねえ植木屋」と、昭和を代表するコメディアンをたたえ、別れを告げた。この日は気丈に話したが、まだ公の場に出られる心情ではない。同じく「クレージー」のメンバーである桜井センリ(77)も、コメントを出せる状況ではないという。
植木さんの法名は「宝楽院釈等照位」(ほうがくいんしゃくとうしょう)。「宝」は最高に美しい、「楽」は音楽、「釈」は浄土真宗、「等」は名前であるとともに、法名では最高に値するという。「照」は阿弥陀如来の光明で世界を照らし守るという意味と、生前、家族や人々に尽くしてきたという意味合いがある。
今後、植木さんをしのぶ会として、ファンや関係者との最後のお別れの場となるような会合の開催に向け、会場や時間など調整中だという。
(2007年3月30日06時02分 スポーツ報知)

スポーツニッポン

谷啓「植木屋、最期もイイ顔してた」

呼吸不全のため27日に80歳で亡くなった植木等さんの告別式が29日、都内の寺院でしめやかに営まれた。故人の遺志を尊重し、この日も遺族とクレージーキャッツの仲間、元付き人の小松政夫(65)らごく親しかった関係者だけが参列。ショックが大きく、コメントを控えてきた谷啓(75)が、所属の渡辺プロダクションを通じて書面でコメントし、盟友をしのんだ。
50年以上も苦楽をともにしてきた5歳年上の先輩を「植木屋」と呼んでいたという。「病院に見舞いに行った時、“植木屋”と声をかけたら、少し顔がほころんだ。が声にはならなかった。つらかった。植木屋はスゴイ人だったよ。ステージでもカメラの前でも登場すると周囲がパーッと明るくなるっていうか、空気が変わるっていうか、そしてあの“ワッハッハッハッ〜”という独特の笑い声、あのパワー、最期もイイ顔してた。イケてるねぇ植木屋」
桜井センリ(77)はまだコメントできる状況にはないという。
植木さんの法名は「宝楽院釈等照位(ほうがくいんしゃくとうしょうい)」。関係者は「“楽”は音楽、“等”は名前であるとともに法名に最高に適するということで入れました」と説明した。
[ 2007年03月30日付 紙面記事 ]

http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/03/30/10.html

デイリースポーツ

谷啓“最後もイケてるねぇ植木屋”

呼吸不全のため27日に80歳で亡くなった俳優・植木等さんの葬儀・告別式が29日、都内で行われた。故人の遺志により近親者のみで執り行われ、芸能人ではクレージーキャッツ谷啓(75)、桜井センリ(77)、犬塚弘(78)と元付き人の小松政夫(65)の4人だけが参列した。植木さんと最後のお別れをした谷は「最後もイイ顔してた。“イケてるねぇ植木屋”」と言葉を手向けた。
50年以上に及ぶ親友との別れ。関係者によると、谷は終始うつむいていたという。植木さんが亡くなって以降、憔悴(しょうすい)し、この日も「みなさまの前に出られるような心情ではない」として、所属する渡辺プロダクションを通じてのコメントにとどまった。
「『植木屋』『おお 谷啓』という呼び合いができなくなって…さびしい。病院に見舞いにいったとき、『植木屋』と声をかけたら、少し顔がほころんだ。が声にはならなかった。つらかった。植木屋はスゴイ人だったよ。ステージでもカメラの前でも登場すると周囲がパーッと明るくなるっていうか、空気が変わるっていうか、そしてあの『ワッハッハッハッ〜』という独特の笑い声、あのパワー、最後もイイ顔してた。『イケてるねぇ植木屋』」
葬儀は、テレビカメラの前以外では物静かだった植木さんらしい、ひっそりとしたものだったという。芸能人で参列したのは4人のみ。元付き人で運転手を務めた俳優の小松政夫(65)は本紙の取材に「大葬儀じゃなかったから、植木さんを独占できた。ゆっくりと、十分にお別れができた」と言葉を絞り出した。
法名は「宝楽院釈等照位(ほうがくいんしゃくとうしょうい)」。“宝楽”には「最高に美しい音楽」、“照”には「生前、家族や人々に尽くし、これからも世界を照らし守る」という意味がこめられた。
渡辺プロによれば「植木等を偲ぶ会」については調整中。ファンや関係者との最後のお別れにふさわしい舞台が用意される予定だ。

http://www.daily.co.jp/gossip/2007/03/29/0000285524.shtml

日刊スポーツ

布施明が故植木さんの思い出語る

布施明(59)が29日、呼吸不全のために27日に亡くなった俳優、植木等さん(享年80)の思い出を語った。都内で著書「この手のひらほどの倖せ」(文芸春秋社)のイベント前の会見で「思い出といったらきりがない」と悲しんだ。初のレギュラー番組が植木さんが活躍した「しゃぼん玉ホリデー」だった。以来、ゴルフに出掛けるなど交流を深めた。植木さんが40代、布施が20代のころ、ゴルフ場で突然「あそこまで走ろうよ」と言われた。「全然かなわなかった。後ろ姿が跳ぶようでしたね」。「おれは陸上やっていたからな」と得意がった表情が忘れられないという。
[2007年3月30日8時54分 紙面から]

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070330-177078.html
谷啓「最期もイケてるねぇ植木屋」

呼吸不全のために27日に亡くなった俳優、植木等さん(享年80)の告別式が29日、密葬で行われた。本人の希望で親族を中心に営まれたが、クレージーキャッツの盟友、谷啓(75)桜井センリ(77)犬塚弘(78)と元付け人の小松政夫(65)ら約30人が参列した。
植木さんの死後、谷が初めてコメントを発表した。
谷「『植木屋』『おぉ、谷啓』と呼び合いができなくなって寂しい…。50年以上も仲間、友人として過ごしてきた。見舞いのときに声を掛けたら、少し顔がほころんだが声にはならなかった。つらかった。すごい人だったよ。ステージでもカメラの前でも、登場すると周囲がパーッと明るくなるっていうか、空気が変わる。『ワッハッハッハッ〜』という独特の笑い声、あのパワー、最期もいい顔してた。イケてるねぇ植木屋」。
まだ悲しみが深く、マスコミの前には出られる心境ではない谷からの、精いっぱいの“弔辞”だった。
法名は「宝楽院釈等照(ほうがくいんしゃくとうしょう)」。意味は、宝=最高に美しい、楽=音楽、釈=浄土真宗、等=名前、照=世界を照らし守り人々に尽くした。後日行われるお別れ会は、ファンのための献花台も用意される予定。
[2007年3月30日8時44分 紙面から]

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070330-177036.html

夕刊フジ

「宝楽院釈等照位」に込められた人柄…植木等さん密葬

呼吸不全のため27日に亡くなった俳優、植木等さん(享年80)=写真=の密葬が29日、都内で営まれ、「クレージーキャッツ」の谷啓さん(75)、犬塚弘さん(78)、桜井センリさん(77)、元付き人だった俳優の小松政夫さん(65)や近親者のみが参列した。
谷さんは、この日、所属事務所を通じて初めてコメントを寄せた。「『植木屋』『おお谷啓』という呼び合いができなくなって…淋しい。ほんとに、50年以上も仲間として友人として過ごしてきて」「ステージでもカメラの前でも登場すると周囲がパーッと明るくなるっていうか、空気が変わるっていうか、そしてあの『ワッハッハッハー』という独特の笑い声、あのパワー、最期もイイ顔してた。『イケてるねぇ』植木屋」と別れを告げた。
法名は「宝楽院釈等照位」(ほうがくいんしゃくとうしょう)。最高に美しいという「宝」、音楽の「楽」、浄土真宗の「釈」、名前であるとともに、法名には最高に適するという「等」、光を照らし守る、さらに、生前家族人々につくしてきたという意をこめて「照」と付けられた。
所属の渡辺プロダクションによると、ファンや関係者とのお別れ会の日程などは調整中という。
ZAKZAK 2007/03/30

http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_03/g2007033002.html