J1リーグ第4節、対ジェフユナイテッド市原・千葉戦。

品出しは残しといてもいいですからと店長に気を使ってもらい、1時の仕事終わりと同時にヤマハスタジアム(磐田)目指して車で出発。何しろ試合開始は2時である。スタジアム近くの有料駐車場に車を停めてそこから歩けばぎりぎりでキックオフに間に合うかも、でも駐車料の1000円が惜しいし、という訳でかなり悩んだ末にいつもの通り少し遠目の無料で停められる駐車場へ。キックオフには間に合わなくても開始早々に大きく試合が動くこともないだろうと高を括っていたのである。春らしいぽかぽかした陽気の中額に汗しながら必死で歩きスタジアム近くまで来たら大歓声が聞こえた。やべえ、何かあったのかと更に急いでゲートをくぐって入場し、オーロラビジョンを仰ぎ見ればジュビロ磐田が1-0で勝っている。得点シーンを見逃したのかくそうと悔しがりながらバックスタンド上段に空いてる席を見つけて腰をかけ隣の兄ちゃんに「誰が入れたんすか」と聞けば「カレン」とのお答え。U-22代表戦ではチャンスメークばかりしていたのにリーグでちゃんと決めて見せる仕事っぷりに惚れ直す。今季初得点とはめでてーやな。
そのまま試合に没入。最初のうちはボールがよく回り試合の主導権を握っていたが徐々に千葉に圧倒され始め後半はもう防戦一方に。中盤の連携ミスでパスカットされたり攻め込んでもシュートで終われなかったりカウンターも選手の上がりが遅く不発だったりとまったく攻撃が機能しない中、負傷退場した田中誠に変わってセンターバックに入った茶野やこの日今季初先発の大井を中心になんとか凌ぐ。千葉の決定力不足にも助けられ、アジウソン監督の守備的采配も的中し、見ていて胃がキュッと痛くなるような試合はそのまま1-0でジュビロ磐田が勝利したのだった。
先シーズンのジェフ戦もたしかこんな感じに守って守ってようやく勝ったんだったな。今日もこれでよく勝ったという内容で決して誉められたものではないと思うのだが、怪我人が多発する非常事態でも出場した選手は魂の籠もったプレイを見せてくれた。まだ試合ごとに出来不出来の波があるし厳しい試合が続くが、この経験が若手の糧になってくれればと願ってやまない。