『週刊碁』2007年4月9日号。

昨日届いた。新井素子さんの連載エッセイ「サルスベリがとまらない」は第25回。囲碁教室で座る席について。新井素子さんは最前列のど真ん中に坐るそうだ。これは大した度胸と言うべきで、ご本人も書いておられるがほぼマンツーマンで講義を受けているような錯覚に襲われる場所である。意識過剰になってしまうのももっともである。
この号は通巻1500号に当たり、巻頭で白江治彦八段、高尾紳路名人本因坊梅沢由香里女流棋聖による記念特別座談会が掲載されている。『週刊碁』を読むかどうかという話題の中で「サルスベリがとまらない」の話題が出て来る。

梅沢 (略)結構読みごたえがあるんですよね。新井素子さんの連載もおもしろい、初心者の気持ちがわかって、なるほど、こういうことを考えているのかとか…。この間の「コウダンシャ」というのは出版社のことだと思っていたとかね(笑)
白江 あれは傑作だったよ(笑)。どうして集英社や他が出てこないんだろう、って。
梅沢 これも結構笑えたんですけど、棋士の先生が一生懸命生徒さんたちの心をつかもうとして会話をし始めたんだけど、言うこと言うこと全部囲碁界の内輪情報で、どんどん生徒さんが引いていってしまったという話(笑)
――最初は、「皆さん、どういう棋風が好きですか」といったら、シーンとなった(笑)
梅沢 今、私、初心者をいっぱい受け持っているので、すごく参考になります。

プロの人もちゃんと読んでいるんだね。囲碁の普及活動にも「サルスベリがとまらない」が役に立っているというのは何よりで非常に喜ばしいことではないだろうか。