『小説新潮』2007年11月号。

22日(発売日)に購入した雑誌。星新一特集が組まれており、その中に新井素子さんと最相葉月氏の対談「「文学」より大きいひと」が掲載されている。元は今年のワールドコンで行われたパネル「星新一とは何者だったのか」。その誌上再録である。新井素子さんは非常に早口なので、こうして書き起こされたものを読むとまた違った味わいがある。
P.47に、第1回奇想天外SF新人賞について佳作が六篇でした。という新井素子さんの発言が掲載されているが、これは誤りで正確には五篇である。
他に大森望のエッセイ「この三篇で新鮮な驚きを」の中に下記のような記述がある。

講談社近刊の星新一短編傑作選で編者をつとめた新井素子さんと某所のパーティでたまたま会う機会があり、これこれの三編を選んだんですけど、ダブってないですかねと確認したところ、新井さんは言下に、
「わっ、すごーく変わってますね! そんなの選ぶ人、絶対ほかにいません」と断言。

傑作選は講談社から刊行と書いてあるがこれは本当なのか? 『ちいさなおはなし』のあとがきには角川書店から刊行と書いてあるらしい。本が届いたら確認してみよう。発売日は依然として不明。