仕事の都合で最初は見に行くつもりはなかったのである。しかし今シーズンのリーグ最終戦ということで、清水サポの店長が「行った方がいいですよ」と後押ししてくれたので、他のパートさんと一緒に上がらせてもらい、急いでヤマハスタジアム（磐田）に駆けつけたのだった。おかげで月曜日の仕事量が増えるがこの際そんなことは気にしないのである。
相手の柏レイソルは開幕戦で0-4と大敗した相手だ。あの時は本気で降格戦線に突入するかと覚悟したものである。それを思えば中位という不本意な成績も現状ではましな部類だと思った方がいいのかも知れない。とにかくあの試合がトラウマになったことだけは確かである。
だが今日は違った。前田遼一が先制点を決めた時点でこりゃお返しに4-0で勝たねーかなと思っていたら本当にそうなってしまうのだから笑いが止まらない。しかも2点目は今季で退団が決まっている林のオーバーヘッドキックだしとどめの4点目はドリブル突破した犬塚の素晴らしいミドルシュートだし、ああいいものを見せてもらったという満足感を覚えることこの上なし。球際も激しく行ってたし、選手もアグレッシブに動いていた。まあ柏の主力が大量に欠場していたとかあの決定力の無さは異常だとかそういう面にも助けられてのこのスコアではあるが、今日は見に来れてよかったなあと心から店長に感謝したものである。
いやあ、しかし終わりましたな。最悪のスタートだったがいい終わり方だった。来年はもっとジュビロ磐田が強くなってくれるといいなあ。その前に天皇杯で優勝してくれるといいなあ。ファンの欲望は果てることを知らないのである。
