『小説推理』2008年1月号。

amazonで買った。森下一仁のブログに『ちいさなおはなし』の書評を書いたと記載されていたためである。書評は「今月のベストブック」のSFコーナーにあった。

新井素子『ちいさなおはなし』集英社)は著者初のショートショート集。星新一の「弟子」という立場にありながら、著者は典型的な長編型の作家だった。それが、星新一作品のアンソロジーを編むため、残されたショートショートを読む毎日を送るうちに「ショートショートが書けるかな」という気がしてきたというのである。その結果、生まれた十五編。新井素子ならではの「おはなし」は老若男女が楽しめるものとなっている。

ここに書いてあるエピソードは、今年のワールドコンにおける新井素子最相葉月の対談「星新一とは何者だったのか」で新井素子さんの口から語られたものである。森下一仁は司会という立場でその場にいたのでその際に聞いたものだろう。
『ちいさなおはなし』は割合に好意的な書評が多いようである。