有川浩『阪急電車』。

昨日買って昨日読了した。阪急電車今津線を舞台に様々な乗客たちの織りなす人間模様を描いた小説である。路線の駅ごとに短編小説が書かれていて、それぞれで主人公になる登場人物たちがちょっとずつ関係しながら愉快な話、ダークな話、ほんわかとした話など様々な話が語られる。それが最終的には微笑ましく収束していくのが有川節である。いつもながら読んでいると笑いのツボとか痛いツボとかホロリと来るつぼを押されまくりで大変気持ちのいい読書であった。有川浩とは本当に相性がいい。これからも本が出るたびに読みたい。