訃報二つ。

野田昌宏大元帥氷室冴子がお亡くなりになった。新聞の訃報欄を見て思わず声を上げてしまった。
野田大元帥の『S-Fマガジン』の連載エッセイを楽しみに読んでいたものである。お体の具合がよくないらしいとは噂で聞いていたものの、いざ逝去の報に触れるとやるせない気持ちになる。
氷室冴子なんてまだ51歳だよ。小説は『恋する女たち』くらいしか読んだことがなかったけど、新井素子さんと同時期にコバルト文庫で活躍していた印象が強く残っている。新井素子さんとそんなに年も離れていないこともあり、あまりに突然のことにかなり動揺してしまった訳である。早すぎるよなあ。やりきれない思いが心の底にわだかまる。同世代の盟友を失った新井素子さんも悲しみに暮れているかも知れない、と『ガールフレンズ』に収録された両者の対談を読みながら思う。
ご冥福をお祈り致します。合掌。