読んだ本。

自店で購入。この内容でこの引きは反則だろう。ということで次巻も買う。エミリーをどんな運命が待っているのか。発売日の25日が楽しみである。

amazonで購入。四コマまんがは前巻の方が面白かった。あんまり売れてないようでこれ以降続編は出ていないらしい。悪文以外にパッケージにも問題があったのだろうか。続いたら読んでみたい気持ちはあるがままならないものだなあ。

自店で購入。表題作は昔NHKでドラマ化されており*1、それがとても面白かったのでずっと読んでみたかったのである。ちょうど角川文庫から例の編集長フェアで復刊されたので(推薦者は京極夏彦)買ってみた。果たして原作はテレビとはメインのストーリーが違っていて少しがっかり。まあ作者の趣味がとことん出ていて蘊蓄を拝聴するような趣もあるので違う方向性の面白さはあった。収録作の中では「収穫」が面白かった。

「常野物語」の三冊。『蒲公英草紙』に新井素子さんが解説を書いていたのでせっかくだからとまとめて読んでみた。『光の帝国』では最後の短篇「国道を降りて…」のラストシーンがたまらなかった。過去の出来事がオーバーラップしてくる処、それが幸せな情景であることが切なくてよい。泣いた。
『光の帝国』のあとがきに書いてあった「羽島暎子が夫を取り戻す話」が『エンド・ゲーム』で、『蒲公英草紙』は独立した長篇である。いずれも郷愁をそそられるとともに優しい気持ちになったりあるいは今生きているこの時代は本当にこれでいいのかと問いかけるかのような趣もあり、いずれの意味でも読んでいて胸を突かれることが多い。あとがきに書いてあった「四人の少女の神隠しの話」も「光紀や亜希子が大きな仕事をやりとげる話」もいずれは読んでみたいものだ。
こんなページがあった。→「常野だより」http://www.shueisha.co.jp/tokono/index.html

*1:主演は寺尾聰由美かおる