梅原克文『ソリトンの悪魔』。

オークションで入手。これは大森望が誉めていたのでずいぶん前に読んだことがあるのだが、さして感銘を受けなかったので古本屋に売ってしまった本である。後悔したのは素研のサイトを始めてからだった。帯に新井素子さんの推薦文が書かれていたのだ。その後ことあるごとに古本屋サイトやオークションを探したものの見つからず、長年の課題となっていたのである。それがめでたく見つかった訳だ。うれしい。
新井素子さんはこう書いている。

面白いっ! この一言に尽きる。厚さを感じさせずに読めて、でも二日はたっぷり楽しめちゃう。お勧めです。

興味のある人は読んでみるといいと思う。面白いことは確かに面白い。ちなみに第49回の日本推理作家協会賞を受賞している。