売れているものと売れなかったもの。

ONE PIECE』が凄い勢いで売れている。長期欠勤したせいで補充が滞り、平積み分の内数巻が売り切れてしまった。痛恨。入学祝いにまとめ買いするお客さんも多く、一度に全巻買っていかれた方もいらっしゃったらしい。50巻を超えていまだに人気が衰えない凄い作品なのだが*1、夕方にアニメの再放送が始まって再び火がついたようだ。
メイちゃんの執事』はあいかわらず売り切れ中。3月は一度も重版されず、よって補充入荷もなし。ドラマが終わるので在庫調整か? お客さんに「ないんですか?」とよく訊かれるし、まだまだ売れると思うんだが。きっと大きな本屋がため込んでいるに違いない。末端の本屋は辛い。
神の雫』はドラマ化も空しく全く売れず。ドラマの視聴率も低調だったようで。平積みを撤去した跡地は戦国武将フェアでもやるかな。「この直江兼続がウザイ」とか*2
20世紀少年』は頼んでもいないのにやたらと補充が入ってくるようになった。本当に必要な時にはくれないくせに旬が過ぎたら在庫をこちらに押しつけてくる、というのはいつもの取次のやり方だ。もういらない。もう売れない。
ドラゴンボール』のアニメがリマスターされて4月から放送開始ということで、JC全42巻と完全版全34巻を数冊ずつを取次が送って寄こした。JCはともかく完全版を34冊も置くスペースなどなく、仕方がないので小学館集英社の豪華本、完全版をドカドカ返品して棚を空けた。完全版は期待薄なだけにこの売場作りが裏目に出るんじゃないかと戦々恐々。

*1:昨年の当店コミック販売点数ランキングベスト5のうち4冊を『ONE PIECE』が占めた。ジャンプコミックスの中でも飛び抜けて売れている。

*2:『殿といっしょ』のオビより。