新井素子作品を含む「新潮文庫の100冊」。

突発的に気になってネットでちょっと調べてみたら、独立したページがあるのを初めて知った。

歴代の100冊もすべて紹介されている。リストを見ると新井素子さんの作品が取り上げられていたのは1993年〜1997年の間のようだ。

くますけと一緒に』が文庫化されたのが1993年、『おしまいの日』が1995年だから、文庫化されてすぐフェアに採用されたようだ。この期間は新作小説はあまり発表されていないんだけれども(『キャスリング』くらいか)、夏になれば本屋の店頭の目立つ場所で新井素子作品を目にするができた訳だ。
フェア開催中に配布される小冊子にも新井素子さんが登場している。ただ、こちらが把握しているのは1987年、1988年、1989年、1993年のみ。ひょっとすると他にもあるかもしれない。こういう冊子を保管している図書館はないものだろうか。
ちなみに、「新潮文庫の100冊」では星新一が大活躍で、「採用作品数の多い作家」ランキングでは歴代2位、「作品採用回数の多い作家」ランキングでは歴代9位となっている。このフェアで星新一と出会ったって人もけっこう多いのでは。