有川浩『シアター!』。

昨日発売された書き下ろし新作小説。メディアワークス文庫の創刊ラインナップの中の一作である。映画の話じゃなくて芝居の話で、役者目線でなく制作(側)目線というのが新鮮だ。今日なんか食事休憩中に読んでたら、物語に没入しすぎて気がついたら終了時間を過ぎてたくらい面白い。しかし結末が消化不良。え、ここで終わっちゃうの!? と激しくがっかりした。これがシリーズの第1巻ならば納得もできたが、あとがきに「ゴール」と書いてあるから最初からここまでの予定だったんだろう。でもこの話のポテンシャルはこの枠に収まるものではないのでは。早急に続編希望。

シアター! (メディアワークス文庫)

たった一度出演した芝居のことがいろいろと脳裏に蘇った。なんで昔のことって嫌なことばっかり思い出すんだろうね。