『本の雑誌』3月号に書評掲載。

2月10日頃発売の『本の雑誌』3月号に『もいちどあなたにあいたいな』の短評が掲載されるらしい。
→【WEB本の雑誌|2010年3月 梅が咲いたら駆け出し号 No.321
「新刊めったくたガイド」の大森望の担当ページですな。う〜、これが既にネタバレになってしまうという恐ろしさ。
大森望は『小説すばる』2月号の書評でもこの作品を取り上げており、絶賛強力プッシュ中といった趣。いやでもマジでそれくらいしてもらわないといけない傑作だよ。早くも今年最大の収穫の一つといった声もチラホラ。すいません、今の処俺しか言ってません。しかし身びいきを承知で言うが、この話は凄く面白いし、人によっては読後に涙腺が決壊すると思う。
その大森望新井素子さんが2月4日にどんな話をするのか、というのが今から楽しみで仕方がない。なんだか新幹線の事故が連発していたり関東地方で雪が降ったりと当日無事に上京できるのか心配になってくるが、準備だけは怠りなくしておかねば。
とりあえず今は作中にタイトルが登場した小説『盗まれた街』(ジャック・フィニイ*1)を今頃読んでいる。大きな声では言えないが、大学SF研にいたくせにあまりSFを読んでいないのである。名作の誉れが高いだけあり無茶苦茶面白いですな、これ。読み終わったら次はブラッドベリの『スは宇宙(スペース)のス』を読む予定。ブラッドベリもあんまり読んだことがないのだった。なんでこんな奴がSF研の会長を務めてたのかが謎。

*1:もいちどあなたにあいたいな』の中では「ジャック・フィニィ」と表記されている。