『女性自身』2010年2月23日号にインタビュー掲載。

本日発売の『女性自身』2010年2月23日号に新井素子さんのインタビューが掲載されている。「活字散歩」という新刊本の著者のインタビューコーナーである。見出しは大きく、

恐ろしく生々しい”心の描写”はもはやサスペンス?
「しょせん寄る辺ない人生。”ささやかな出来事”に幸せを感じられればいい」

もいちどあなたにあいたいな』について語っておられる。陽湖の独白についての発言が、え、そうだったの? と意外な感じ。深刻に考える必要はなかったのか。でも深刻に受け止めないと俺の考えるここの面白さが半減するような。まあでもこの解釈に則って再読するのは楽しいかも知れない。
終わりの方に取材した人の感想が書いてある。

読み終わった後にはあたたかい気持ちにも包まれます。

その人はそう読んだんだろうから文句を言う筋合いじゃないが、個人的には「あたたかい」と感じる要素に思い当たる節がないのでなんだか戸惑いを覚える。