覚え違いタイトル。

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本屋で働いていても、お客さんのお探しの本が判らなくて苦労することはけっこうある。タイトルをうろ覚えだったり、新聞の紹介記事の見出しを本のタイトルと勘違いしていたり、新聞広告に載っていたというだけでタイトルも著者も出版社も全く知らなかったり、とか。
11年前のことだが、うろ覚えということで今でも強烈に覚えているのはこの本。
お客さん「飛行機の本で『すずめのお宿』って本ある?」
俺「出版社や著者は判りませんか?」
お客さん「女の人なんだけど……」
タイトルだけでは見当もつかなかったが、”女の人”でピンと来た。正解は山崎豊子の『沈まぬ太陽』。当時ハードカバーで出版されてベストセラーになっていたのである。「すずめのおやど」「しずまぬたいよう」を声に出して読んでみると確かに音が似ているが、それにしてもなあ。
最近で覚えてるのはこんなのも。

  • 北朝鮮へ帰りたい、とかなんとかいう本 → 『半島へ、ふたたび』(蓮池薫/新潮社)
  • 『もうお墓はいらない』 → 『葬式は、要らない』(島田裕巳幻冬舎新書