2012年10月の読書メーター(まとめ)

読んだ本の数:28冊
読んだページ数:6522ページ
ナイス数:46ナイス
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読書メーター
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中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?

確立されたキャラクターが手の内を晒す自分語りは相当うざったくなるのでは、と少々危惧しながら読み始めたがさにあらず、一つ一つのエピソードの裏側にある発想や意図が軽薄に、いや失礼、軽快に明快に語られて、知らず知らずの内に引き込まれた。あ〜そんなこと思ってたんだ、と感心することしきり。2011年3月11日の章はボロボロ泣いた。2号先輩登場の件で笑った。そして最後にはしっかりNHKをPRされてしまった。面白かった。これからもゆるいツイートをお願いします。フォロワーさんはみんな読めばいいじゃないかな、と思った。
読了日:10月31日 著者:NHK_PR1号
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中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?

中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?

秘密 -トップ・シークレット- 12 (ジェッツコミックス)

最後まで、薪さんは悪魔のような人だ。
読了日:10月29日 著者:清水玲子
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秘密 12―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

秘密 12―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

秘密 -トップ・シークレット- 11 (ジェッツコミックス)

読了日:10月29日 著者:清水玲子
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秘密 11―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

秘密 11―トップ・シークレット (ジェッツコミックス)

おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)

映画はすごい好きなんだけど心に深く突き刺さりすぎ再び目を向けるのが少し辛かったので今までこの小説は読まずにいた。今日ようやく読もうという気になった。淡々とした文章が映画では描くことができなかった登場人物の内面を見せてくれ、話の中にもっと深く入り込むことができたと思う。読んでよかった、と思った。映画を見た人はこの小説を読んだほうがいいし、小説に満足できなかった人は映画を見ればいいなあ、と心から願う。
読了日:10月28日 著者:細田守
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竜宮ホテル 迷い猫 (f-Clan文庫)

登場人物がみんな愛おしくて、この人たちがこの先どうなるんだろうと気にせずにはいられない。f-Clan文庫はなくなったけれども他社から続編が出るとのことなので、楽しみにしよう。表紙のイラストがすごい好き。
読了日:10月28日 著者:村山早紀
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竜宮ホテル 迷い猫 (f-Clan文庫)

竜宮ホテル 迷い猫 (f-Clan文庫)

サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR III third (角川文庫)

途中でこんなんどうしようもないわと泣きたくなったが物語に完璧な収束をもたらしたラストシーンは別の意味で泣いた。終わりましたなあ。「いつの日か」が頭の中に流れている。
読了日:10月27日 著者:石ノ森章太郎,小野寺丈
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長ぐつをはいた猫 (角川つばさ文庫)

原作は大人視点で読むとツッコミどころ多すぎなんだけど、その疑念を打ち払い更に楽しい物語に仕立て上げたのがこのお話。いやちょっとご都合入ってるけどそこはご愛敬ということで。期待以上の面白さだった。いいねえこれ。/こないだ『ニッポン無責任野郎』を再見した時にこれってピカレスクロマンだったのねと今更ながらに思ったんだが、その後原作の方の「長ぐつをはいた猫」を読み返したら猫が植木等に見えて困った。で、あとがきに書かれている猫の名前を「フィロー」にした理由を読んで、そうそう!といたく共感した次第であります。
読了日:10月26日 著者:伊豆平成
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009 RE:CYBORG(1) (ビッグガンガンコミックス)

記憶が戻らないジョージェロニモが襲撃するシーンて『幻魔大戦』へのオマージュなんですかね。学ラン着たジョーて東丈かよとかジェロニモがベガに見えるとか、思ってしまいました。石ノ森章太郎原作なだけに。
読了日:10月25日 著者:石ノ森章太郎,麻生我等
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屍者の帝国

圧巻。超面白かった。
河出書房新社の公式サイトに掲載された「あとがきに代えて」と毎日jp円城塔インタビューとSFマガジン先月号の円城塔インタビュウを読む。そうか伊藤計劃は屍者かと気付く。うむむむむむ。
もう一度言うが超面白かった。
読了日:10月25日 著者:伊藤計劃,円城塔
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屍者の帝国

屍者の帝国

日常 (8) (カドカワコミックス・エース)

『日常』8巻を読み終わった後に『屍者の帝国』に戻ったらバーナビーの顔が高崎先生で脳内再生されてまいった。中学時代の麻衣ちゃんがかわいい。あれがあそこまでエスカレートしたのは、ひょっとしてゆっこが全て悪いんじゃないだろうかとか思った。
読了日:10月24日 著者:あらゐけいいち
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GIANT KILLING(25) (モーニング KC)

好調なチームが研究されて、という展開が、シーズン終盤に来てまさかの3連敗を喫したチームのファンとしてなんか泣けてくるんですけど。
読了日:10月23日 著者:ツジトモ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23162234

GIANT KILLING(25) (モーニング KC)

GIANT KILLING(25) (モーニング KC)

ZUCCA×ZUCA(4) (KCデラックス)

オーラーラーオーレレーオーレーレーオーララーオーラララーオーレーレーオーラーラー ビバー! 心変わり(1)(2)と林夫婦シリーズが好き。相変わらずぶっ飛んでる。楽しい。
読了日:10月23日 著者:はるな檸檬
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ZUCCA×ZUCA(4) (KCデラックス モーニング)

ZUCCA×ZUCA(4) (KCデラックス モーニング)

カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)

切なさで胸がふさがれる思いをしつつ一気に読み終わる。「ねこしまさんのお話」の最後にホッとする感じも、「かもめ亭奇談」の時の流れが不思議に重なって描き出される情景も、「クリスマスの国」のたまらない余韻も、大好き。泣かずにはいられない。なんか俺は大切のものをどこかに置き忘れてきてしまったのではないだろうか、という後悔の念が頭をかすめる。
読了日:10月23日 著者:村山早紀
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23140180

(P[む]1-4)カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-4)カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)

バビル2世ザ・リターナー 6 (ヤングチャンピオンコミックス)

絵も話も相変わらずすごい。ヨミの動向が気になって仕方がない。
読了日:10月21日 著者:横山光輝,野口賢
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23111760

バビル2世ザ・リターナー 6 (ヤングチャンピオンコミックス)

バビル2世ザ・リターナー 6 (ヤングチャンピオンコミックス)

勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。4 (富士見ファンタジア文庫)

俺このシリーズ、ホント好きだわ。ブレイブ・アイランドの魔王城が楽しすぎる。読了後に最初と最後の手紙を読み返すと更に泣けた。続編熱烈待望。
読了日:10月21日 著者:左京潤
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/23111559

サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR 1 (少年サンデーコミックススペシャル〕)

原作の小説も面白いんだけど、こうして絵で読むと、ああサイボーグ戦士たちが躍動している、とさらに感慨が深くなるのであった。続きが楽しみ。
読了日:10月18日 著者:早瀬マサト,石森プロ,(原作)石ノ森章太郎,小野寺丈
http://book.akahoshitakuya.com/b/409124081X

サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR 1 (少年サンデーコミックススペシャル)

サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR 1 (少年サンデーコミックススペシャル)

SF作家 瀬名秀明が説く! さあ今から未来についてはなそう

「はじめに」には、「ぼく自身はふだん、SF作家と名乗ることはない。正直なところ、自分でもSF作家だとは思っていない」と書いてあって、今でもいわゆる”プロパーSFファン”に「お前の書くものはSFではない」と叩かれたことが尾を引いているのかと思いながらも、そんな人がSF作家クラブの会長に就任して、50周年という記念すべき節目にSFを周知するためにいろんなことを考えて実行しようとしている、という状況が面白い。
俺が読んだ範囲では、瀬名秀明の文章は自分が世界に対してどのような違和感を抱えているかの表明を繰り返している、という印象があって、読んでいて何だか不安定な気持ちになることが多いので、第三章「空から地球文明とSFを眺めて」の4「違和を力に」の図39「違和感は、自分と社会を変える」というのを読んでなるほどなあと思ったりする訳です。不安定な気持ちのままなのは変わらないけど。東日本大震災後の現状についての言及は胸に鋭い刃を突き刺された思い。
読了日:10月17日 著者:瀬名秀明
http://book.akahoshitakuya.com/b/4774153222

あなたにここにいて欲しい (ハルキ文庫)

1987年の講談社文庫版から25年ぶりの復刊。四十過ぎのおっさんが初読から三十年近く経ってから言うことではない気もするのだが、『あなたにここにいて欲しい』やばい。新井素子すごい。この新装版を読み返して、自分の中に間違いなくこの作品が息づいているのに気づいた。影響されてるなんて普段意識に上らないくらいに深く影響されてた。何故あんまり読み返すことがなかったのか、その理由もはっきり判った。やばい。戦慄するのと同時に新たな感動に襲われている。
読了日:10月15日 著者:新井素子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22946119

あなたにここにいて欲しい (ハルキ文庫)

あなたにここにいて欲しい (ハルキ文庫)

コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)

「本物の変身ベルト」に共感しすぎて内容をまだ消化/昇華できない。大切に心のポケットにしまっておくことにする。いつか再び読む日まで。
読了日:10月15日 著者:村山早紀
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22946088

(P[む]1-3)コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-3)コンビニたそがれ堂 星に願いを (ポプラ文庫ピュアフル)

ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻

第一巻「天の巻」の時もそうだったが、描き出される豊穣な表現の世界にまた驚かされた。人間の営みが非常に生き生きと描かれていて読んでいてとても楽しい。喜び、悲哀、ユーモラスさ、などの感情をテキストの奥からよくもここまで引き出したものだ、という感動。第三巻も期待。
読了日:10月15日 著者:こうの史代
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ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻

ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻

サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR II second (角川文庫)

→同時発売された1・2巻は001〜009までの個別のエピソードを扱う。あとがきによれば著者の書き残した原稿を最大限に生かしながら書き下ろしたとのこと。しかしタイトルしか存在しなかったために一から書き下ろした「007 幽霊劇場」がむちゃくちゃ面白いというのが素晴らしい。これらのエピソードが10月25日に発売される3巻に収斂していくのかと思うと今から発売が待ち遠しい。
読了日:10月7日 著者:石ノ森章太郎,小野寺丈
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22747002

サイボーグ009 完結編 2012 009 conclusion GOD'S WAR I first (角川文庫)

自分の中で扱いが難しい。ハインリヒのエピソードが改訂されてるとか、瀕死の著者のエピソードが絡むなんてメタ的な側面もあるし、漫画の直接の続編とは考えていいものかどうか判断が付かない。しかしそれでも『サイボーグ009』が帰ってきたのである(単行本版は読んでいないので)。素直にうれしいし緊迫しながら読んだ。→
読了日:10月7日 著者:石ノ森章太郎,小野寺丈
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22746987

コンビニたそがれ堂―奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)

「人魚姫」を書店勤務の昼休憩中に読んでいたら涙と鼻水が止まらなくなって困った。真っ赤な目のまま午後も仕事をしましたともさ。その人にとっての喪失感とその状態からどのように抜け出せるか、について思いを馳せる。第三話の「魔法の振り子」では、大学時代のサークル活動を思い出した。初めて安住の地を見つけた、というような感慨が蘇って、懐かしさがこみ上げた。
読了日:10月7日 著者:村山早紀
http://book.akahoshitakuya.com/b/4591114368

(P[む]1-2)コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)

(P[む]1-2)コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)

超級! 機動武闘伝Gガンダム 新宿・東方不敗! (3) (カドカワコミックス・エース)

やっぱり3巻読んでなかった。なんてことだ。4巻まで一気に通読してようやく胸のつかえが取れた。濃い。熱い。燃える。疲れた。
読了日:10月5日 著者:島本和彦
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魚の見る夢 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

この先ドロドロの展開になるのかそれともならないのか。緊張しながら読んでいる。物語に影を落とす父親の存在が気になる。
読了日:10月5日 著者:小川麻衣子
http://book.akahoshitakuya.com/b/483224194X

魚の見る夢 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

魚の見る夢 (1) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)

往年の角川文庫に入っていてもおかしくないジュブナイルSFという印象。「時をかける少女」、じゃなくて「郵性省」を思い出した。少女に対して欲情した男のとる行動がケツをなでるというのがなんだかおやじ臭い。おやじ臭いというより筒井康隆臭いのか。とても筒井康隆だと思いました。太田が悪い。
読了日:10月4日 著者:筒井康隆
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ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)

ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

ようやく読み終わった。自分の中に読もうという強い動機があって読んだ訳ではないので漫然と読んでしまったが、するする読めて面白かった。アルガルベがだいたいどの辺か判ったのがよかった。巻末の対談、確率の向こうに神の姿を見ようとする人の気持ちはよく判らない。
読了日:10月3日 著者:沢木耕太郎
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深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

ええっ、バスは? と思った。
読了日:10月1日 著者:沢木耕太郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4101235090

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)

深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)