2012年12月の読書メーター(まとめ)

読んだ本の数:24冊
読んだページ数:5485ページ
ナイス数:59ナイス
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読書メーター
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本ボシ (講談社文庫)

【ネタバレ】人間の先入観・思い込みがもたらす悲劇を冤罪をテーマに描いた物語。浮かび上がる組織、メディアの問題点や右往左往する人間模様に引き込まれてするする読み切ってしまった。結局真実に到達するのは小悪党のアウトローというのが皮肉が効いてた。面白かった。作者の曽根圭介は沼津出身で、沼津周辺が主要な舞台になっているので、静岡県東部の人が読んだらさぞ臨場感があるんだろうなと思った。中部も西部も出てくるので静岡県人は要チェック。第一回静岡書店大賞・小説部門で静岡作家賞を受賞。
(人間の記憶なんて曖昧なものでしかないという認識。それによって人間の制度は辛うじて成り立っている、というのは実は非常に怖いことだ。それでもしも自分が決定的に不利な立場に置かれてしまったら……。二重の恐怖を覚えた。)
読了日:12月30日 著者:曽根圭介
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本ボシ (講談社文庫)

本ボシ (講談社文庫)

東京シャッターガール 2 (ニチブンコミックス)

1巻に比べ写真部の活動として話の連続性が出て来たのでなんだか話に入り込みやすくなった。野方配水塔て哲学堂公園へ行く途中に寄ったなあ。都内だけでなく部の合宿で手塚治虫記念館とか宝塚大劇場とかミナミとかに行ったりしてる。最近宝塚には敏感に反応してしまう。
読了日:12月30日 著者:桐木憲一
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東京シャッターガール 2 (ニチブンコミックス)

東京シャッターガール 2 (ニチブンコミックス)

同人少女JB(2) (アクションコミックス)

1年ぶりに発売。1982年3月28日のコミックスクウェア川崎市民プラザ開催)に出店したゼネプロの武田氏が自社商品の新井素子Tシャツ(吾妻ひでお画)を着てる。事実だろうか。巻末年表には『通りすがりのレイディ』発売の記述あり。/1巻から読み返してみたんだけど、当時の俺は漫画とアニメとSFを浅く楽しむだけの地方の中坊でマニアックな描写に全然共感が湧かずイマイチ乗れないという感じ。当時からマニアだった人はもっと楽しめるのかも知れない。とか言いながら3巻が出たら買うけど。
読了日:12月30日 著者:一本木蛮
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同人少女JB(2) (アクションコミックス)

同人少女JB(2) (アクションコミックス)

おもかげ復元師

第一回静岡書店大賞・特別賞受賞作(賞の対象は小説と児童書の二部門だったが、それでもこの本を推す声が多いことから特別賞となった)。死者とそれを見送る人々の間を取り持つ納棺師の仕事を通して、取り返しのつかない喪失となんとか向き合うための大切なことが語られている、と思った。実を言えば、手記というのはどうも我田引水な感じがすると個人的に思っていて読むのは苦手なんである。しかし東日本大震災の被災地で死者の復元ボランティアに携わった日々を綴った第六章以降には、只々圧倒された。
(現実を直視させることが一概にいいとは言えなくて、辛さを抱え込んでいる人の気持ちにより添ったケアがその心をほぐしていくんだな、と感じた。)
読了日:12月26日 著者:笹原留似子
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おもかげ復元師

おもかげ復元師

きみはいい子

第一回静岡書店大賞・小説部門受賞作。学級崩壊、いじめ、虐待など子供が直面する問題とそれに関わる大人たちの様々な姿を描いた短編集。深刻な題材ではあるが、優しい文章に作者の暖かいまなざしを感じながら、次々にページをめくってしまった。人と人の思いがけない関わりが浮かび上がる構成にも感心させられた。「救い」などという言葉は簡単に使えないけれども、暗闇に閉ざされた中でもどこかに一筋の希望という光はあるのかも知れないと思わせてくれるお話。普段読まない傾向の小説だったが、それでも、読んでよかった、と思った。
読了日:12月23日 著者:中脇初枝
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きみはいい子 (一般書)

きみはいい子 (一般書)

歴史とは何か (岩波新書)

自分を見つめ直すために読んでみた。歴史学素人なので理解できてるとは言い難いが、日頃ぼんやり考えていたことがより精密に書いてある、と思った。それは俺がこのような知見が披露された後に教育を受け、その延長線上で思考したり作業してきたからなんだろう。いい刺激を受けた。ただ「進歩」を強調する論旨に違和感を覚えるのは、俺がオプティミストではなく今が思いっきり停滞していて時間がウロボロスの蛇みたいに閉じているようにしか感じられないからなのかも知れない。原文ではprogressだろうか。時代が感じられる。
読了日:12月19日 著者:E.H.カー
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歴史とは何か (岩波新書)

歴史とは何か (岩波新書)

猟犬探偵 2 サイド・キック (グランドジャンプ愛蔵版)

これで完結となっているけれども、いつかまた竜門とジョーに会いたいな。期待していいんだろうか。忘れた頃にひょっこり帰ってきてくれるとうれしい。
読了日:12月18日 著者:谷口ジロー,稲見一良
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猟犬探偵 2 サイド・キック (グランドジャンプ愛蔵版)

猟犬探偵 2 サイド・キック (グランドジャンプ愛蔵版)

きょうのごはん

【第1回静岡書店大賞(児童書・新作部門)受賞】大人が読んでも楽しいのかな?なんて先入観を持っていたことを素直にお詫びします。ページをめくるのが楽しくて仕方がなかった。そしてごはんの美味しそうなことと言ったら! さっき夕飯を食べたばかりなのにコロッケが食べたくなった。あとがきを読んで、え!?と思って最初に戻り、またページをめくっていると更に楽しくなって知らず知らずの内に頬が緩んでしまう。これ、いいね〜。とても楽しい絵本です。
読了日:12月15日 著者:加藤休ミ
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きょうのごはん

きょうのごはん

サヤビト(6) (アフタヌーンKC)

読了日:12月14日 著者:伊咲ウタ
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サヤビト(6) (アフタヌーンKC)

サヤビト(6) (アフタヌーンKC)

サヤビト(5) (アフタヌーンKC)

読了日:12月14日 著者:伊咲ウタ
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サヤビト(5) (アフタヌーンKC)

サヤビト(5) (アフタヌーンKC)

サヤビト(4) (アフタヌーンKC)

読了日:12月14日 著者:伊咲ウタ
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サヤビト(4) (アフタヌーンKC)

サヤビト(4) (アフタヌーンKC)

サヤビト(3) (アフタヌーンKC)

読了日:12月14日 著者:伊咲ウタ
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サヤビト(3) (アフタヌーンKC)

サヤビト(3) (アフタヌーンKC)

サヤビト 2 (アフタヌーンKC)

読了日:12月14日 著者:伊咲ウタ
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サヤビト 2 (アフタヌーンKC)

サヤビト 2 (アフタヌーンKC)

サヤビト 1 (アフタヌーンKC)

1〜7巻を読み返したので登録してみた。最初『good!アフタヌーン』で目にした時、絵自体は好みだけどなんかゴチャゴチャしてて読み辛いとかキャラがイマイチ判別できないとか思ってたが、「episode 3」で無性に泣けてしまい、それから全てが愛おしくなった。キャラもシリアス絵も崩した絵も好き。で、繰り返し読んでる。
読了日:12月14日 著者:伊咲ウタ
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サヤビト 1 (アフタヌーンKC)

サヤビト 1 (アフタヌーンKC)

小説 ちはやふる 中学生編(2) (KCデラックス)

ラストシーンの後に何が起こるのか知っているのが辛い。ちはや、太一と再会した時の頑なな新と、新をかばう由宇の、背負い込んだものの重さがようやく判ったような気がした。だから泣いた。
読了日:12月14日 著者:時海結以
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ちはやふるオフィシャルファンブック (KCデラックス)

人気キャラクターランキングで泣いた。肉まんくんが不憫で。去年のやつなので今なら順位は変わるかな? 楠木早紀・永世クイーンと西郷直樹・永世名人へのインタビュー、日本で一番強い人はどうやってできたのか。興味深い。そして末次由紀×羽海野チカ対談、19冊+8冊のお供にぜひ読むといいね。
読了日:12月14日 著者:
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ちはやふるオフィシャルファンブック (KCデラックス BE LOVE)

ちはやふるオフィシャルファンブック (KCデラックス BE LOVE)

ちはやふる(19) (BE LOVE KC)

試合がどんどん熱く濃く深くなっていく。ギリギリの対戦が継続中。そしてBE・LOVE掲載の最新話は更にすごいことに。
読了日:12月14日 著者:末次由紀
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ちはやふる(19) (BE LOVE KC)

ちはやふる(19) (BE LOVE KC)

3月のライオン 8 手帳付限定版 (ジェッツコミックス)

ざわざわする。読んでいて二つの対局がともにざわざわする。そして終局後の情景も殊に印象深い。なんという世界にこの人たちは生きてるんだろう。零くんが自分の周囲にだんだん馴染んできているのがうれしい。おまけの手帳は羽海野チカのイラスト満載で文房具屋で売ってても違和感ないくらい。これちょっといいね。
読了日:12月14日 著者:羽海野チカ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24440149

3月のライオン 8  手帳付限定版 (ジェッツコミックス)

3月のライオン 8 手帳付限定版 (ジェッツコミックス)

ひとりぼっちの地球侵略 2 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

相変わらずぽわぽわしていておもしろ楽しいんだが、岬一と先輩の間に闖入してきた凪の存在がこれからの波乱を予感させる。何かを知っていそうだけど……。
読了日:12月12日 著者:小川麻衣子
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花咲家の人々 (徳間文庫)

桜子さんがお元気そうでうれしい。「夏の怪盗」がよかった。美世子さんは許せたのか……。三角屋のおじいちゃんが切ない。りら子ちゃんの今後が楽しみなので続編を早くお願いします。
読了日:12月9日 著者:村山早紀
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花咲家の人々 (徳間文庫)

花咲家の人々 (徳間文庫)

アースシーの風―ゲド戦記〈6〉 (岩波少年文庫)

世界は様相を変え人は収まるべき処に収まり新しい始まりと懐かしい安寧へ。かくも鮮やかな結末に感慨に満ちた一息をつく。三巻で終わったと思っていたのであのめでたしめでたしの後にこんな展開が待っているとは思ってもいなかった。作者も思ってなかったんじゃないだろうか。ここまで連れてきてくれてありがとうという気持ち。
読了日:12月5日 著者:アーシュラ・K.ル=グウィン
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アースシーの風―ゲド戦記〈6〉 (岩波少年文庫)

アースシーの風―ゲド戦記〈6〉 (岩波少年文庫)

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))

初めて読んだ。手に取ったきっかけは、第一回静岡書店大賞の児童書・名作部門で大賞を受賞したと聞いたこと。内容も知らないまま漫然と読み進んでいったが、「そばに いても いいかい。」でドキリとした。ねこの泣き顔を見て一緒に涙がこみ上げてきた。なんでねこはこれきり生きかえらなくなったんだろう。
読了日:12月3日 著者:佐野洋子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24188742

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)

理知的で明るいキャラクターが多く読んでいて楽しいが、頑迷なる守旧派は容赦なく権力闘争を仕掛けてくるのだった。暗雲たれ込めるラストシーンがこの先の急展開を予想させる。あと定信ちゃん潔癖すぎ。ようやく進展を見せた赤面疱瘡対策も田沼意次の失脚と共にその成果も破棄される運命なのだろうか。次が早く読みたい。
読了日:12月3日 著者:よしながふみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/24187616

大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)

ドラゴンフライ アースシーの五つの物語―ゲド戦記〈5〉 (岩波少年文庫)

読了日:12月1日 著者:アーシュラ・K.ル=グウィン
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ドラゴンフライ アースシーの五つの物語―ゲド戦記〈5〉 (岩波少年文庫)

ドラゴンフライ アースシーの五つの物語―ゲド戦記〈5〉 (岩波少年文庫)