2014年1月の読書メーター(まとめ)

読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2136ページ
http://book.akahoshitakuya.com/u/153604/matome?invite_id=153604

ガンダム」を創った男たち。 上・下巻 (カドカワコミックスA)

買うつもりなかったんだけどさ、休憩中に読んだらやたらめったら面白い訳。で思わず購入してしまった。今年生誕35周年を迎える「機動戦士ガンダム」の、TV放送から映画公開までを事実を踏まえた上で大幅にデフォルメを施しギャグマンガ化した作品。監督が既にハゲだしアニメーションディレクターはランボルギーニカウンタックLP500Sを乗り回してるし。同作者の『ムダヅモ無き改革』を思わせるノリで話がぐいぐい進展するのでものすごい勢いで引き込まれた。笑えるのも大いに笑えるがそれ以上に登場人物たちの熱さに打たれる。「これまでにないアニメを創る」という野望を抱いたアニメ製作者たちが数々の困難を口八丁手八丁で乗り越えて行く様が熱い。さっきまで笑ってた筈なのに気が付けばのめり込むように読んでいた。これすごくいいよ。面白い。ガンダムに思い入れのあるもない人も読めばいいと思う。
読了日:1月24日 著者:大和田秀樹,サンライズ

超級! 機動武闘伝Gガンダム 爆熱・ネオホンコン! (3) (カドカワコミックスA)

ついにアレンビー&セーラーじゃなかったノーベルガンダム登場。あんまりセーラーぽくない。レインさんそれ明らかにヤキモチ。
読了日:1月24日 著者:島本和彦,矢立肇

GIANT KILLING(30) (モーニングKC)

ミニゲームの間の有里ちゃんの表情の変化にぐっときた。達海の引退宣言とメッセージに泣いた。苦境に陥ったETUはこれをきっかけに逆境を跳ね返す力を得るか。
読了日:1月24日 著者:ツジトモ

GIANT KILLING(30) (モーニング KC)

GIANT KILLING(30) (モーニング KC)

性と柔: 女子柔道史から問う (河出ブックス)

著者は磐田市出身(福田中→浜松西高→埼玉大学教育学部・大学院修士課程修了)でバルセロナ五輪女子柔道52kg級の銀メダリスト。フランスナショナルチームコーチを経て現在は静岡文化芸術大学文化政策学部国際文化学科准教授。その傍ら東大大学院博士課程で松原隆一郎社会学を学んだそう。
助成金の不正受給、女子選手に対する体罰・セクハラ、と不祥事が続く日本柔道界の体質はどのように形成されたのか、日本柔道の中心たる講道館が語る正史の陰で歴史に埋没した国内・国外の柔道史に光を当て、女性にとって柔道とは、そして柔道はどうあるべきかを論じた本。解説された柔道史については知らないことばかりですごく面白かった。太平洋戦争後になぜ武徳会は解散させられたのに講道館は残ったのか、とか柔道史における講道館の位置付け、とかは本文でも「十分に検証できなかった」と書いてある通りもっと詳しく知りたいと思った。今後の研究に期待したい。
この本は柔道の本であるので著者は女性柔道家の立場から現在の柔道界の体質を「男のムラ社会」ときつく批判するんだが、「ムラ社会」化することの問題は性差・業界を超えて生起するように思われ、この問題提起は柔道界の枠に留まらないのではないかと思った。
読了日:1月22日 著者:溝口紀子

サイボーグ009完結編 conclusion GOD’S WAR (4) (少年サンデーコミックススペシャル)

小説版を読んだ時に受けた衝撃を絵で見て改めて衝撃を受ける。神なんてこんなん勝てる訳ないじゃん(涙)とか思ったものな。サイボーグ戦士たちの戦いも、いよいよあと1巻。誰がために。
読了日:1月17日 著者:

サイロンの挽歌 グイン・サーガ第132巻(ハヤカワ文庫JA)

続編開始でパロが……! と思っていたら今度はケイロニアが大変なことに……!
一度は滅ぶと予告はされているのに実際に読んでしまうと戦慄を禁じ得ない。しかしこんな切羽詰まった状況なのに豹の大将はさすがですなあ。大活躍の巻。
作者の宵野ゆめさん、助詞抜き体言止め多用と講談調だなと思った。(助詞抜き体言止め多用でも新井素子さんの文章は講談調だとは思わないのねん。リズムが違う。)
2巻後にはついに『売国妃シルヴィア』が来てしまうそうです。楽しみで仕方がない。続編を始めてくれて本当にありがとうと言いたい。
読了日:1月14日 著者:宵野ゆめ

サイロンの挽歌 (ハヤカワ文庫JA)

サイロンの挽歌 (ハヤカワ文庫JA)

魚の見る夢 (2) (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)

「何かちがう…」というのはそうだね何か違うよねと思った。九条は嫌いではない、というよりも彼女の行動が一番判りやすいと感じた。
読了日:1月10日 著者:小川麻衣子

ジャイキリ読んで〇〇してきました (モーニングKCDX)

町でうわさの天狗の子』最終巻が本日発売された岩本ナオ講談社のサッカームック『GIANT KILLING extra』に連載していたゆるゆるサッカー観戦漫画がコミックス化、めでたく同日発売となったのだった。買うつもりはなかった筈なのになんでか家で読んでいた。”サッカーにそれ程興味はないけど『GIANT KILLING』は大好きで代表選手は少し知ってたり(長谷部好き)W杯では盛り上がったりする”という出不精の作者が試合や練習場などサッカーの現場をゆるゆると生観戦する様子を描いている。自分が熱く観戦する人なので視点が新鮮だ。面白い。
BOY MEETS FOOTBALL とでも呼べそうな一風景を描いたP.49が特に好き。『町でうわさの天狗の子』が好きな人が間違って買っちゃって「Jリーグちょっと見に行ってみようかなあ」とか思ってくれたらすごくうれしいんですけどけどけど。
読了日:1月10日 著者:岩本ナオ

となりの怪物くん (13) (デザートKC)

雑誌掲載時より大幅に加筆修正されていて大満足でございました。あ〜終わったなあ。よかったよかった。最後のページで腰抜かしそうになった後に大喜びしたもののすぐに真相に気づいて苦笑するやら悔しいやら。
この期に及んで全てを吹っ切った大島さんが見たい。
読了日:1月10日 著者:ろびこ

となりの怪物くん(13) <完> (KC デザート)

となりの怪物くん(13) <完> (KC デザート)

ルリユール

ちびちびと読んできたが遂に読み終わってしまった。なんつってもこの造本がいいよね。装幀、質感、厚さ、重さ、紙の手ざわり・厚さ・色、匂い、活字の形。一冊の本として持っただけでうれしくなる本てそうは巡り逢わないけど、物語の本として個人的に理想的。触るのが楽しすぎて読むのが遅れた。まあその分じっくり浸れた訳である。心の中に存在するコマになってどうしても解けない結び目を本という素敵な形でほどいてくれる不思議な魔女と弟子入り志願の女の子のお話。限りなくやさしい声でそれでいいんだよって言ってもらった気がする。読んでよかった。
とか書きながらついまた触りたくなる。
読了日:1月9日 著者:村山早紀

ルリユール (一般書)

ルリユール (一般書)

衛星軌道2万マイル (21世紀空想科学小説 6)

地球周回軌道に驚異の世界が! 宇宙空間では足が要らなくてむしろ手が4本あった方が便利ってのは本当にそうだよな。船長は実に困った大人だが実に笑えてよかった。あれでも船長をやっていられるのはオーナーだから? ラストもよかった。面白かった。
読了日:1月7日 著者:藤崎慎吾

衛星軌道2万マイル (21世紀空想科学小説 6)

衛星軌道2万マイル (21世紀空想科学小説 6)