読んだ本の数:21冊
- 『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』1巻(横田卓馬、伊瀬勝良/カドカワコミックスA)
- 『モンキーピーク』10巻(粂田晃宏、志名坂高次/ニチブンコミックス)
- 『この世界の片隅に』全3巻(こうの史代/クションコミックス)
- 『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』(著者=井上和彦、大谷育江、関智一、田中真弓、千葉繁、飛田展男、冨永みーな、朴璐美、速水奨、平田広明、三ツ矢雄二、宮本充、森川智之/インタビュー=藤津亮太/河出書房新社)
- 『ブラバン』(津原泰水/バジリコ)
- 『栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人』(里中高志/早川書房)
- 『星から来た船 上』(新井素子/出版芸術社)
- 『快絶壮遊〔天狗倶楽部〕 明治バンカラ交遊録』(横田順彌/ハヤカワ文庫JA)
- 『けんえん。』8巻(風越洞×壱村仁/マッグガーデンコミックス・アヴァルスシリーズ)
- 『キマイラ14 望郷変』(夢枕獏/ソノラマノベルス)
- 『大阪環状結界都市』2巻(白井弓子/秋田書店ボニータコミックス)
- 『きみを死なせないための物語』5巻(吟鳥子,中澤泉汰/秋田書店ボニータコミックス)
- 『映像研には手を出すな!』4巻( 大童澄瞳/小学館ビッグコミックス)
- 『水は海に向かって流れる』1巻(田島列島/別冊少年マガジンKC)
- 『青少年のための小説入門』(久保寺健彦/集英社)
- 『東京の子』(藤井太洋/KADOKAWA)
- 『身体のリアル』(押井守,最上和子/KADOKAWA)
- 『水晶宮の影』グイン・サーガ第145巻(五代ゆう/ハヤカワ文庫JA)
- 『それでは小説にならない -元編集長が語る創作の作法-』(今岡清/ボイジャー)
- 『世界でいちばん不幸で、いちばん幸福な少女』(今岡清/早川書房)
- 『ショートショートの宝箱II』(光文社文庫編集部・編/光文社文庫)
『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』1巻(横田卓馬、伊瀬勝良/カドカワコミックスA)
読んだ。『すべての人類を破壊する。それらは再生できない。』1巻(横田卓馬、伊瀬勝良/カドカワコミックスA)https://t.co/gpzGbFqjtz
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月30日
1998年が舞台の「マジック・ザ・ギャザリング」に関する青春もの。約20年前の風俗が懐かしく思い出される。てかもうそんな前なのかという。
すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (1) (角川コミックス・エース)
- 作者: 横田卓馬,伊瀬勝良
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/05/25
- メディア: コミック
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『モンキーピーク』10巻(粂田晃宏、志名坂高次/ニチブンコミックス)
読んだ。『モンキーピーク』10巻(粂田晃宏、志名坂高次/ニチブンコミックス)https://t.co/D482tQVUJD
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月30日
過去の因縁がようやく明かされた訳だがこの極限状態の前でそれが一体なんの意味を持つのという感じ。そしてまた人が死ぬ。
- 作者: 志名坂高次,粂田晃宏
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2019/05/29
- メディア: コミック
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『この世界の片隅に』全3巻(こうの史代/クションコミックス)
読んだ。再読。『この世界の片隅に』全3巻(こうの史代/双葉社アクションコミックス) https://t.co/lLCUKPTyAq
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月30日
旦那の過去と水原への気持ちの対比とか作品内の時間の積み重ねとか読んでいれば普通に気付きそうででも気付いていなかったことが色々あって過去の俺は何をやっていたのかと愕然とした。
この世界の片隅に コミック 全3巻完結セット (アクションコミックス)
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2009/04/28
- メディア: コミック
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『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』(著者=井上和彦、大谷育江、関智一、田中真弓、千葉繁、飛田展男、冨永みーな、朴璐美、速水奨、平田広明、三ツ矢雄二、宮本充、森川智之/インタビュー=藤津亮太/河出書房新社)
読んだ。『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』(著者=井上和彦、大谷育江、関智一、田中真弓、千葉繁、飛田展男、冨永みーな、朴璐美、速水奨、平田広明、三ツ矢雄二、宮本充、森川智之/インタビュー=藤津亮太/河出書房新社) https://t.co/pXiMPplBY3
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月28日
声優さんのインタビュー集。
『ブラバン』(津原泰水/バジリコ)
読んだ。『ブラバン』(津原泰水/バジリコ) https://t.co/VNbW67X3TA
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月26日
初津原泰水。面白くて楽しくて切なくてほろ苦かった。この年で読んだからなのかやたらと沁みる。これはいい小説だ。あとよくこんな風な書き方ができるなと感心した。すごく緻密に計算されてるよね。
で読む前はへ~登場人物リスト付いてるのか親切だなくらいに思ったらそれがすごい役に立ったという。この人間関係を把握した上で最初からもう一度読み返したくなるのな。文庫買おうかしらん。
— 赤本譲 (@akapon) May 26, 2019
- 作者: 津原泰水
- 出版社/メーカー: バジリコ
- 発売日: 2006/09/20
- メディア: 単行本
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『栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人』(里中高志/早川書房)
読んだ。『栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人』(里中高志/早川書房) https://t.co/bUTxZR1Zcy
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月25日
周囲の人々の証言と著作に書かれた内容から「栗本薫と中島梓」の人物像を描き出した評伝。労作であり快作。これを読んで氏について腑に落ちたことがいろいろあった。実に面白かった。
俺は『グイン・サーガ』を追い続けただけの読者でその他の著書はあんまり読んでいないし昔は著者がどういう人間であるのかについてもあまり興味はなかった。しかし本書でも触れられているファンとの悶着があった時期のあとがきなどに俺もやはりついていけないものを感じてもいて
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月25日
その違和感は消えずに残っていたのだった。その辺りの記述をとても興味深く読んだ。そして本書の描いたストーリーによってその行動について納得することができ長年の違和感が解消されたのだった。
— 赤本譲 (@akapon) May 25, 2019
- 作者: 里中高志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2019/05/23
- メディア: 単行本
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『星から来た船 上』(新井素子/出版芸術社)
読んだ。『星から来た船 上』(新井素子/出版芸術社) https://t.co/3iLzxk04yB
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月21日
やばいめちゃくちゃ楽しい。
俺が味皇様だったら口からビーム出してるぞという感じ。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月21日
- 作者: 新井素子
- 出版社/メーカー: 出版芸術社
- 発売日: 2019/05/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『快絶壮遊〔天狗倶楽部〕 明治バンカラ交遊録』(横田順彌/ハヤカワ文庫JA)
読んだ。『快絶壮遊〔天狗倶楽部〕 明治バンカラ交遊録』(横田順彌/ハヤカワ文庫JA) https://t.co/YIEdCXGYtQ
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月19日
大河ドラマ『いだてん』に出てくる天狗倶楽部があまりにも愉快なので読んでみた。当時の人々の交友関係とその活動がいきいきと伝わってきてとてもよかった。
星一の『三十年後』を読んだ時に企業家である彼がなぜ小説を上梓した(書いたのはライターだけれども)のかというのは不思議に感じたがいろんな職業の人が横断的に色んなことに手を出している時代だったのね。納得できた。
— 赤本譲 (@akapon) May 19, 2019
作家個人への関心からいろいろ追いかけている立場からするとものすごく参考になる本だった。そう思っていていいのかと励まされたり活動の指針になりそうなことが書かれていた。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月19日
快絶壮遊〔天狗倶楽部〕: 明治バンカラ交遊録 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 横田順彌
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2019/02/28
- メディア: 文庫
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『けんえん。』8巻(風越洞×壱村仁/マッグガーデンコミックス・アヴァルスシリーズ)
読んだ。『けんえん。』8巻(風越洞×壱村仁/マッグガーデンコミックス・アヴァルスシリーズ) https://t.co/O1EDfm2b2S
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月16日
遠州の猿と信州の犬のお話もこれにておしまい。描かれた今までとまだ見ぬこれからが一瞬で脳裏をよぎるラストシーンが見事でうわやられたと思った。しみじみとよい物語であった。
- 作者: 風越洞×壱村仁
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2019/05/15
- メディア: コミック
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『キマイラ14 望郷変』(夢枕獏/ソノラマノベルス)
読んだ。『キマイラ14 望郷変』(夢枕獏/ソノラマノベルス) https://t.co/jw3RHOkNsh
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月15日
相変わらずネストが深いし決着かと思ったら決着つかなかったりとかしかしもうそれもキマイラの楽しみの内なのだ。あとがきの最後の一文で読み始めた時分のわくわくした気持ちが蘇る。噛み締めたくなる言葉。
- 作者: 夢枕獏
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2019/05/13
- メディア: 新書
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『大阪環状結界都市』2巻(白井弓子/秋田書店ボニータコミックス)
読んだ。『大阪環状結界都市』2巻(白井弓子/秋田書店ボニータコミックス) https://t.co/5kZsjG4LQU
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月13日
ここで終わりか! と思わず呻いた。次巻も期待。
- 作者: 白井弓子
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2019/04/16
- メディア: コミック
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『きみを死なせないための物語』5巻(吟鳥子,中澤泉汰/秋田書店ボニータコミックス)
読んだ。『きみを死なせないための物語』5巻(吟鳥子,中澤泉汰/秋田書店ボニータコミックス) https://t.co/UeSDdjT2Gp
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
面白い。次巻にも激しく期待する。
- 作者: 吟鳥子,中澤泉汰
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2019/04/16
- メディア: コミック
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『映像研には手を出すな!』4巻( 大童澄瞳/小学館ビッグコミックス)
読んだ。『映像研には手を出すな!』4巻( 大童澄瞳/小学館ビッグコミックス) https://t.co/siT9J5Rrti
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
NHKでアニメ化ですってよ。アニメ制作に邁進する女子高生たちの話をアニメ化て作中のが動く訳でしょ超楽しみじゃね。
- 作者: 大童澄瞳
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/05/10
- メディア: コミック
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『水は海に向かって流れる』1巻(田島列島/別冊少年マガジンKC)
読んだ。『水は海に向かって流れる』1巻(田島列島/別冊少年マガジンKC) https://t.co/Sz6nVwl2hv
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
『子供はわかってあげない』の田島列島の新作。前作もハゲ上がる程よかったがこの新作もハゲ上がる程いいのだった。誰がハゲやねん。連載でも読んでいるがまとめて読むと更にやられるので要注意。
田島列島の漫画ほんと大好き。→ 水は海に向かって流れる - 田島列島 / 【#1】雨と彼女と贈与と憎悪 | マガジンポケット https://t.co/BpjdDoxcOq
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
- 作者: 田島列島
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/05/09
- メディア: コミック
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『青少年のための小説入門』(久保寺健彦/集英社)
読んだ。『青少年のための小説入門』(久保寺健彦/集英社) https://t.co/nw476NVwnH
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
ディスレクシア(識字障害)である(今風に言えば)半グレと優等生中学生のコンビが作家を目指したり作家になって苦闘するという青春物語。いい話だった。彼らが既存の作品を参考にしながら独自の方法で作家道を突き進む途上に新井素子さんの『いつか猫になる日まで』が出てきたのはちょいうれしい。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
ぐっとくる話だった。超いい。みんな読め。装画は小畑健だった。バクマン。集英社だし。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
青少年のための小説入門|久保寺健彦|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー https://t.co/ZG66fjrARb
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
- 作者: 久保寺健彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/08/24
- メディア: 単行本
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『東京の子』(藤井太洋/KADOKAWA)
読んだ。『東京の子』(藤井太洋/KADOKAWA) https://t.co/3kXBZAOUJ2
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
東京五輪2020から3年後の東京とそこで棲息する人々を描いた物語。近未来SFというよりもまさに今の時代が立ち昇ってくる「社会派エンターテインメント」。
三橋の人物像が興味深い。正論しかツイートしないネット人格てはてなの時代からよく目にする。言っていることは一見すると正しいが後出しジャンケンで正論を言っているだけなので特に根拠はなく傍で見ると一貫性にかけている。ダブルスタンダードと批判されるがそもそもノンスタンダードな人。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月12日
- 作者: 藤井太洋
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2019/02/08
- メディア: 単行本
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『身体のリアル』(押井守,最上和子/KADOKAWA)
『身体のリアル』( 押井守,最上和子 /KADOKAWA) #bookmeterhttps://t.co/XhFHJznOj6
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月6日
映像版キマイラの予習として読んだ。物質としての肉体のリアリティについての本かという予断を持って臨んでしまったがそれ含む話者が捉える処のリアルな身体性というものが語られる。観念的である。
禅とか不立文字とか頭で理解していた筈のことを解体されたような感じ。判っていると思い込んでいた意味がなんか手の中からこぼれてそのまま宙に浮き上がってしまったというか。混乱している。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月6日
逆にカール・ゴッチの言っていた「神」というのの一端がなんとなく判ったりとか。https://t.co/BgHboz3r6G
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月6日
直接経験というのは文字にできないものでそれが一体どういうものであるのかを知るには例えば禅なら「座ってみるしかない」と教授は言っていた。その言葉はきっと実践者にしか判らないリアルだろう、という意味でのリアル。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月6日
- 作者: 押井守,最上和子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/10/04
- メディア: 単行本
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『水晶宮の影』グイン・サーガ第145巻(五代ゆう/ハヤカワ文庫JA)
竜頭兵とグインもし戦わばという不謹慎な願望がこの巻で叶えられたのはちょっとうれしかった。さすがグインという結果であったのは当たり前である。五代グインは話がサクサク進むのが気持ちいいけど話がどんどん不穏になるのが心が痛い。そしてついに「あのお方」の名前が! ますます楽しみ。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月4日
『SFマガジン』6月号の「栗本薫/中島梓没後10年記念小特集」掲載のエッセイ「《グイン・サーガ》へのメッセージ」を読んでそうかシルヴィアは更に「売国妃」と呼ばれるにふさわしいことをしてしまうのか暗澹たる気分になったりとか。それがまた楽しい訳だが。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月4日
次巻146巻のタイトルは『雲雀とイリス』だそうでこれはもうあの二人を連想するしかない訳で決定的に別の道を選んだ彼と彼女が全く別の立場でしかも公的に再会せざるをえなくなるというお話らしき。くり返し言うが楽しみですよ。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月4日
- 作者: 五代ゆう,天狼プロダクション
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2019/05/02
- メディア: 文庫
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『それでは小説にならない -元編集長が語る創作の作法-』(今岡清/ボイジャー)
ずいぶん前に購入した電子書籍を『世界でいちばん不幸で、いちばん幸福な少女』を読んだタイミングで思い出し今頃読んだ。NPO法人日本独立作家同盟の講演録と著者へのインタビューが収録されている。元SFマガジン編集長な人物だけにSFファンにとって興味深い話もあり面白い。持ち込まれた機動戦士ガンダムの企画を「SFマガジンにはふさわしくない」と断ったという伝説的な逸話もご本人の口からちらっと話されている。神林長平と大原まり子のSFコンテストへの応募作を最初に評価したのは下読みしていた栗本薫だったなど驚く。
それでは小説にならない: ―元編集長が語る創作の作法― 日本独立作家同盟セミナー講演録
- 作者: 今岡清
- 出版社/メーカー: 株式会社ボイジャー
- 発売日: 2017/09/29
- メディア: Kindle版
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『世界でいちばん不幸で、いちばん幸福な少女』(今岡清/早川書房)
『グイン・サーガ』のあとがきに途中から辟易し出した読者としてはこの本を読んで彼女のそうした文章の背後に潜むものに大いに納得させられるものがあったし初めて作家・栗本薫を色々な部分を併せ持つ一個の人間として認識できたような気さえする。全てのエピソードが興味深かった。読んでよかった。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月3日
グインの他には魔界水滸伝の最初の方といくつかの作品しか読んだことがないファンとも言えない読者だけれども。稀有な人間というのはいるんだなあと。初めて知った事実も含め色々と腑に落ちた部分は多い。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月3日
- 作者: 今岡清
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2019/04/18
- メディア: 単行本
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『ショートショートの宝箱II』(光文社文庫編集部・編/光文社文庫)
収録されたショートショートは30編。粒ぞろいで面白かった。1編が5分くらいで読めるのだが何しろいずれも良作で次から次に感興の波に襲われて全く飽きない。これだけのアベレージを叩き出す編集がすごい。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月2日
新井素子さんの作品では「林檎」を収録。初出は東日本大震災が起きた2011年に刊行されたショートショートアンソロジー『物語のルミナリエ』。短編集『イン・ザ・ヘブン』にも収録されたのだが何度読んでもあ~なんかいいお話だよねえとつい言いたくなる感じ。ほんのりほのぼのほっこりする。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月2日
「林檎」は別格として個人的に「ストーン・オーシャン」は強く惹かれるものがあった。頭の中の想像を司る部分をガツンと刺激してくるものがある。まあでもほんとにどの作品も面白くてねえ。これいい本だなあ。
— 赤本譲 (@akapon) 2019年5月2日
- 作者: 光文社文庫編集部
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2019/04/11
- メディア: 文庫
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