「S-Fマガジン」1985年4月号。

あひる書店にて購入。400円。「ぬいぐるみさんとの付き合い方」を連載した「S-Fマガジン」がこれで全部揃った。本文の最後に、ラストまで書いちゃって行数計算したら予定の倍近くになっちゃった、と書いてある。そのため、三回連載の予定が四回連載になった、とのこと。この号の編集後記に(加)氏がこんな事を書いている。

千羽鶴プレゼント”に多くのご応募ありがとうございます。「ぬいぐるみ」に関する皆さんからの反響の多さに、新井さん共々、少々驚いています。ただ「なぜこの企画をSFMでやるのか?」というお便りに関して一言。確かに全くSFとはかけ離れたものに見えますがこのエッセイの基本には、SFが本来持っている魂(ソウル)と相通じるものが流れていると感じるからなんです。

逆向きの反響も大きかったと推測される文章である。俺は今岡編集長の「これは充分SFだ」という判断は正しいと思うけど、まあプロパーには受け入れ難いかもしれない。新井素子自体を認めなかった奴も俺が所属したSF研にはいたものである。

「あれは、頭が固い」
「思考コントロールを受けていると?」

(漫画版)て感じ。