おたく

『本は寝ころんで』に見る「おたく」という語。

たまたま目に付いたので拾ってみた。「第II部 読書日記」P.83より。 中野さんの本で気になっていた浅羽通明という人の「天使の王国/〈おたく〉の倫理のために」(JICC出版部)を買ってきて読む。〈「湾岸戦争」というステイタス・シンボル〉という長い論文…

「おたく」新井素子起源説。

鳥子氏の「トリニスケート情報局」より。作家の皆川ゆかが外国人のインタビューに答えて「おたく」という言葉の由来を語っているらしい。 皆川ゆかさんは、『機動戦士ガンダム公式百科事典』の著者としてインタビューを受けています。ケアリー父子が人生で初…

メモ。

何の役に立つのか判らないが、小説中に出てきた二人称「おたく」が目に付いたのでメモしておく。 小林信彦『オヨヨ城の秘密』(ちくま文庫)P.109。 「早いところ、けり(原文傍点)をつけて、おれはカリフォルニアへ、おたくはロンドンに帰る。いいだろ?」…

「おたく」という二人称。

上で俺は実生活で「おたく」という二人称を使わないと書いたが、正確に言えば使うこともある。例えば、対話者の家庭の事情を話題にする時などは自分の家庭を「うち」と言うのに対して「お宅」と言う。また、ある団体を代表して対話をする時に、対話者の所属…