2005-12-01から1日間の記事一覧

『本は寝ころんで』に見る「おたく」という語。

たまたま目に付いたので拾ってみた。「第II部 読書日記」P.83より。 中野さんの本で気になっていた浅羽通明という人の「天使の王国/〈おたく〉の倫理のために」(JICC出版部)を買ってきて読む。〈「湾岸戦争」というステイタス・シンボル〉という長い論文…

小林信彦『本は寝ころんで』。

勢いでまた小林信彦の読書エッセイを読んだ。これも図書館で借りた本。1994年5月の刊行で、二部構成になっている。第I部は書き下ろし、第II部は『週刊文春』1991年8月29日号〜1994年1月27日号までに掲載されたエッセイを収録している。 紹介される本はなかな…

小林信彦『地獄の読書録』。

読了。図書館で借りた。先に読んだ読書エッセイ集に題名が出てきたのでついでに読んでみた。集英社(1980年9月)と集英社文庫(1984年4月)から刊行された本に増補して〈定本〉としたものであるらしい。タイトルは見たとおりフランシス・F・コッポラ監督の映…