Jリーグ1stステージ第11節、対アルビレックス新潟戦。

2-1でジュビロ磐田の勝利。試合開始早々先制されるのはもはや仕様である。いきなり危機感漂う立ち上がりにがっくりするが、その後は大崩れすることなく順当な結果で終わった。マリノスが勝ち点差3で追いかけてくる以上、どんな形であれ勝つことが至上命題である。ほっとした。
ほとんどの選手にとって一週間ぶりの試合だったせいか、心なしか先週よりも動きは良かったようだ。メンタル面が心配で仕方がない成岡翔は、テレビで見る限りまずまずの出来だったようだ。西のような縦への突破はないものの、ジュビロの中盤の流れには乗れていたように思う。昨日のインタビューで言っていたように試合中にどう動いたらいいか悩んでいる様子はまだ見えるが、そうすぐうまくいくものでもないだろうし、みんな悩んで大きくなったんだから*1気にすんな、と野坂昭如みたいなことを言ってみる。
不安なのはグラウである。近来まれに見る動き出しの悪さで決定的な場面にボールに足が届かなかったことが3回くらいあった。それでもしっかり点を決めるところは流石である。頼りになる奴なのである。しかし、警告累積により第12節の対ジェフユナイテッド市原戦に出場できないのはいかんですよ。ここ2年ばかり対戦成績が悪いジェフ相手にこれは痛い。まあね、もしかしたら以前報道されていた足の故障があまりよくないのかもしれないし、せっかくの有給なので体のケアに努めるのもいいんじゃないかと自分を納得させてみることにしよう。中山・前田のツートップが見られたら結構うれしいし。
報道といえば、日刊スポーツが藤田俊哉の膝に水が溜まっていると書いたのは嘘だと5月19日の日記に書いたのだが、複数のソースに当たってみた結果どうやら本当のことらしい。日刊スポーツさん、すいませんでした。藤田はこの状態で日本代表に参加するのか。外野がとやかく言うことじゃないので、負傷箇所が悪化しないことを祈りつつ、柳の木陰から見守ることにしよう。
これでJリーグは中断期間に入り、次の試合は29日のヤマザキナビスコ杯予選、対ガンバ大阪戦となる。日本代表組がごっそり抜ける布陣で臨むので、また若手の練習試合にするのかもしれない。だからと言って負けていい訳がないのはいつも言っている通りである。功夫が足りない諸君には死ぬ気で勝ちに行ってもらいたい。

*1:ソクラテスプラトンニーチェサルトルも、である。古い。