田中啓文。
『蹴りたい田中』に収録された短編に新井素子さんの話題が出てくるというのをどこかで読んだので買ってみた。「S-Fマガジン」や「SF Japan」は買っているものの、この作者の小説は一度も読んだことがなかったのである。まだ最初の方をちらっと読んだだけだが、献辞にはちょっと笑った。「地球最大の決戦 終末怪獣エビラビラ登場」は下品さにどんどん拍車がかかるのかと思っていたがさにあらず、ちと期待外れの感あり。
で、本来の目的である新井素子さん登場部分。名前が明記されているのが1箇所、名前は書かれていないがたぶんこれは新井素子さんを指しているんではないかというのが1箇所、合わせて2箇所見つかった。
- 「茶川賞受賞記念インタビュウ 未到の明日に向かって」
- 「やまだ道 耶麻霊サキの青春」
それぞれ「S-Fマガジン 2001年4月号」と「SF Japan 2002年春季号」が初出である。これらの情報を「新井素子研究会」に追加しよう。