栗本薫『蜃気楼の旅人』グイン・サーガ第98巻。

読了。夢の中の女の人が言っていた卑猥な睦言を口調までそのままに話す豹頭王が新鮮だ。想像すると微笑ましい。キャラが違うんでねが?
「グインは、にっと笑顔をみせた」なんて描写も。にっと笑う豹頭。かわいいかも。なぜかバウル土屋(ヴィッセル神戸柏レイソル)の笑顔が脳裏に浮かぶ。
黄昏の国の女王が「放射線状に」と言ったのは、思わず本を取り落としそうになった。寝ながら読んでいたのである。なんだその科学知識は。
熱に浮かされた頭でこんなつっこみを入れながら読んでいた。飽きない。話はまたなかなか盛り上がってきた。新たな試練に挑む豹頭王の運命や如何に!? 次巻に続くって感じ。来年はとうとう百巻の大台に到達ですな。『七人の魔道師』にはまだ辿り着かないか。先は長い。