「関連文献リスト」に『小公女』を追加。

ある世代には「セーラちゃん」と言った方が通りが良さそうな気もするが、アニメも放送されていた名作児童小説である。新井素子さんがこの作品をこよなく憎んでいるのが言葉の端々から伝わってきて面白い。『星へ行く船』のあゆみちゃんは確かにセーラちゃんとまるきり正反対の能動的なキャラクターである。逆に受け身な人物が主人公である作品はホラーになってしまうというのも興味深い傾向ではあるかも知れない。