新井素子さんの連載エッセイ「読書の缶詰」は第4回。今回の紹介本は有川浩の『空の中』である。いわゆる「ライトノベル」に分類されるかと思うのだが、新井素子さんがこの領域の小説も読書対象にしているというのは意外だった。確か『素子の読書あらかると』にはティーン向け文庫は登場していなかったので（『十二国記』は別格として）。いや、スーパーダッシュ小説新人賞の選考委員をしているくらいなんだから読んでいてもおかしくないんだけど、それに俺が思い至っていなかったっていう話。
第十回電撃ゲーム小説大賞を受賞した処女作『塩の街』と共に本文中で「よろしかったら読んでみて。」とお勧めされている。いい評判をネットの書評でも目にしているので興味が湧いた。読んでみようかと思う。
