『S-Fマガジン』2006年4月号。

オールタイム・ベストSFが発表されたのだが、何に一番驚いたかってその投票人数の少なさである。「プロ」の最大97人はいいとして、「読者」の投票が102人しかないって、これって本当にオールタイム・ベスト?
読者の裾野ってのはジャンルのコアになっている人たちに比べてもっと広がっているもんだろう。なのに「プロ」と「読者」がほぼ同数って一体なんだ? SFファンを自負する人が日本中にどれくらいいるのかは知らないが、たった199人てこたぁないだろう。少な過ぎ。
1998年2月号で発表された前回の投票者は「プロ」が107人、「読者」が232人だった。当時も「読者」の投票が少なかったのに衝撃を受けたのに、今回はその約半分しかいない。特別な何かを期待していた訳じゃないんだけど、でもなあ。
199人て『S-Fマガジン』読者の何割に当たるんだろうか。まあ、俺も買うだけで読んでいないので、あまり大きなことは言えないのである。気が向いたらオールタイム・ベスト中の新井素子さん関連の順位などについて触れてみようかと思う。