欠品が多い。
うちの店では『週刊少年サンデー』系の野球漫画が売れるのである。特にアニメを放送している『MAJOR』の人気は高く、既刊58巻と長いシリーズなのにもかかわらず回転率が超高い。これから高校野球のシーズンでもあるし、いっちょ平積みで展開してみるかと『MAJOR』(満田拓也)、『最強! 都立あおい坂高校野球部』(田中モトユキ)、『クロスゲーム』(あだち充)を一挙45冊、6冊積みでどど〜んと並べて売り場を作ってみたのである。
なのに、である。こちらは売る気満々でさあ来いと身構えているのに、何と欠品が発生しているのですよお客さん。『MAJOR』の第58巻、『あおい坂高校』の第7巻、『クロスゲーム』の第2巻がピンポイントで版元品切れ。いくら注文しても、もうまるで入ってこない。新刊で入荷した時以来補充がない。更に『MAJOR』においてはやっと入荷した57巻3冊がまたたく間に売り切れてしまい、売り場には穴が二つ並んで空いている状態である。
物さえあれば売れるのに売りたくても売ることができないというこの切なさ。担当者として断腸の思いである。なんとかならんのか小学館。
欠品と言えば、やはり人気作の『ONE PIECE』第37巻がもうず〜〜〜〜〜っと欠品中なのである。約2ヶ月間入荷がない。本当に売る気があるのかと素朴に疑問を抱いてしまうくらいの長さである。平積みにしている既刊41巻の内そこだけがない。
本屋さんは困っているのである。早急に善処を求む。