J1リーグ第21節、対サンフレッチェ広島戦。

テレビにて観戦した。広島ホームのこの試合、ホームでずっと勝てない広島とアウェイでずっと勝てない磐田が対戦したら、じゃあどうなるの? という「矛盾」の故事を思わせる対戦となったが、ホームアドバンテージで広島の勝ち。得点は1-2。
ボールを保持する時間は長いものの効果的な攻撃ができず、苦し紛れの中盤でのパスはミスパスとなって敵にカットされ、危ない位置でさらわれたボールがそのままゴールに決まってしまう。脱力する無様な負け方だ。チームとしてどうも歯車が上手く噛み合っていない。幾度かあった決定機に得点できていればなあ、と愚痴が出る。公式サイトに掲載された試合後の中山のコメントがこの試合を言い尽くしていると思う。

しっかりと繋げておけば問題のないところを苦しい、苦しいとパスを出してつかれている。自滅ですよ。もっと精度を高めないといけない。パスコースがないというのも問題なのかもしれない。でも周りが動かなければパスコースもできないわけでね。もらう前に見ておかないといけないし、パスコースを探さず次にはたけるようにしていければと思います。相手に崩されてやられたのではなく、このような負け方が一番情けないですね。練習をして改善し、次に繋げられればいいと思います。繋げなければ終わりですよ。

重い言葉である。危機感が滲み出ている。しかしどういうサッカーをやるのか現状では選手間で同じ絵が描けていなさそうなのは明白で、それが練習ですんなり改善されるとは思えない訳で。苦難の時間はまだまだ続きそうだ。
とりあえずリーグ戦初ゴール&A契約となった上田はおめでとう。まずいプレイを挽回するチャンスはきっとある。超がんばれ。