J1リーグ第30節、対セレッソ大阪戦。

調子よく2点取った時に「まさかまた3-2になるなんてことはないよな」と嫌な考えが一瞬頭をよぎったのだが、まさか本当にそうなってしまうとは予想の範囲外であったのだ。リードを奪って試合を落ち着けようと思ったのか、磐田の選手は自陣でボールを回すばかりで前線へボールを運ぶことが極端に少なくなった。そのボール回しももっさりとしたもので、パスミスはするわコースを読まれてインターセプトされるわ、締まらないこと甚だしい。落ち着かせるどころか自分で自分の首を絞めているような呈で、相手のプレッシャーにまんまと守備の綻びを破られ、前半中に追いつかれるというグダグダさ。後半途中からは盛り返し太田の活躍で何とか勝ちを拾ったものの、実況人の言う如くどちらが5位のチームだか判らずにイライラが募った不出来な時間を若さ故の過ちといってしまうのはあまりに進歩がないのではないかね。
なんにせよ勝ったのは素直に嬉しい。とにかく名波と河村のいるチームに負けなかったのはよかったのである。今日の試合を名波がどう感じたか、いつもの毒舌混じりでいいからちょっと聞いてみたい、そんな気がしている。