来年2月に新井素子さんの作品集が出るんだって。

新井素子掲示板に頂いた情報。今発売中の『ダ・ヴィンチ』1月号に掲載されている「2007ミステリー・エンターテインメント作品の隠し球はコレだ!」というコーナーに、新井素子さんの新刊のことが書いてある。タイトルは『新井素子自選作品集 窓のあちら側』、出版芸術社から2007年2月刊行予定だそうだ。P.189より内容を転載してみよう。

新井素子が自ら選んだ、「色」をテーマにした傑作短編集!
緑色の髪を持つ不思議な少女・明日香と、彼女を愛する少年・信彦の運命は?
星雲賞日本短篇部門81年度受賞作「グリーン・レクイエム」、82年度受賞作「ネプチューン」ほか、単行本未収録作品など7編!

嶋村信彦さんは少年てえ年じゃありませんがね、と突っ込みを入れつつ、単行本未収録作品*1というのが果たして何になるのか非常に気になる。「色」をテーマに、というのがちょっと見当がつかない。
しかしいい企画であるな。出版芸術社はSF作家のオリジナル短編集などを出しており、星新一の『気まぐれスターダスト』と山田正紀『夢の中へ』(いずれも「ふしぎ文学館」)の帯には新井素子さんが推薦文を書いている。この作品集も「ふしぎ文学館」シリーズのうちの一冊となるのかな? まあ2月を楽しみに待とうと思う。