『クロスワードハウス』2007年4月号。

昨日発売の雑誌。買い忘れたので今日自店にて購入した。新井素子さんの連載エッセイ「今日もいい天気」は第35回。自選作品集を作るに当たって手直しをしていた時に考え込んでしまったことについて。小説を執筆する時はなるべくその時代の風俗・流行を取りいれないようにしているが、それでも不都合は起きてしまうと。

二十年前、三十年前には、「未来にはTV電話があるだろう」って思う人はいても、「未来では、人が個人用の電話を持って歩くようになる」だの、「未来では、メールっていう通信手段が発生する」だのって考えた人は、あんまりいなかったと思うの。

確かにテクノロジーによる生活様式の変化はあの頃のSFの斜め上を行っているように思う。
あと、流行歌に疎い、というのは非常に共感を覚えるのである。俺もここ10年くらいの新しい歌手も新しい歌もよく知らない。カラオケに行っても歌うのは昔のアニソン特ソンばかりなので何ら問題はないのだが、時々ふと「これでいいのだろうか」と焦りを覚えることがある。