Jリーグ1stステージ第8節、vs大分トリニータ戦

2-1で勝利。点差ほど苦戦したという印象はない。それでも簡単ではない試合だった。ラインを高く保ちボールを奪ってからの早い攻撃に徹する大分の戦術は、0-0で引き分けを余儀なくされたナビスコ杯での新潟戦を彷彿とさせ、また引き分けかと嫌な予感が漂った前半だったが、後半は出だしから見違える動きで開始早々に速攻から先制点が入った。決めるべきときに決めれば勝てるのだという当たり前のことを再認識させられた試合だった。最高に頼りになる藤田俊哉とようやく点を取ってくれた前田遼一に感謝。最初の決定機を中山が外したのはスタンドで思わず大笑いした訳だがまあ中山だからな。それから、ペナルティエリア付近ではみんなもっと仕掛けてもいいんじゃなかろうか。復活のパス回し曲芸団は見ていて歯痒い。鈴木秀人のMOMはいつもながらの鉄壁の守備と決勝点のアシストでさもあろうという感じである。ピッチの上の選手達はやはり体は重そうに見えたものの、最後まで集中力が途切れることなく気持ちの入ったいい試合を見せてくれた。桑原監督の誕生日*1を勝利で飾ることができたのはとてもよかったと思う。
しかし、子供の日にグラウのパフォーマンスがなかったのは淋しかったな。あと失点の起点となるパスミスをした菊地直哉はチームにフィットするのにはもう少し時間がかかりそうな気がする。カレン・ロバートがリーグ戦に初出場したという明るい話題はあったものの、その一方、西野はどうなっておるんじゃいと心配の種は尽きない。
今日の試合で2位のジェフユナイテッド市原が負けたので、2位との勝ち点差は7にまで広がった。もっとも横浜F・マリノスは今日はACLの試合を戦っており、12日に第8節を行うため暫定の順位である。次の試合は9日の第9節ガンバ大阪戦。第10節に横浜戦を控えるだけに、落とすことはできない試合である。5月の8試合中3試合目である。気を引き締めていこう。

*1:ジュビロ磐田の監督の誕生日は3人続けてゾロ目である。鈴木政一:1月1日、柳下正明:1月1日、桑原隆:5月5日。