第一回奇想天外SF新人賞選考座談会に関するメモ。

選考委員(星新一小松左京筒井康隆)の選評が最終選考作毎に何行掲載されているか数えてみた。新井素子の登場が事件だったとして、それを数量的に表すことができるかと思ったのである。下に記す。( )内が行数。

  • ローレライの星」美作知男(70)――佳作
  • 「ぼくの思い出がほんとうなら」藤原金象(35)――佳作
  • 「汝、姦淫するなかれ」坂井たかし(42)
  • 「カッチン」大和真也(23)――佳作
  • 「電話のむこうから」加藤英幸(50)
  • 「河童の手」海上真幸(44)
  • 「スタンピード!」山本弘(36)――佳作
  • 名人戦」堀切正人(60)
  • 「みっつのおとぎ話」楡達也(61)
  • 「ウッディー・クインビー」秀栗夢(69)
  • あたしの中の……新井素子(136)――佳作
  • 「いつか見た空」青木ケイ(38)
  • 「遠雷」東海洋士(37)
  • 「三月戦争」酔生夢氏(65)

あたしの中の……」の選評に費やされた行数は群を抜いて多いことが判る。この号の編集後記には、活字にした部分は実際のやりとりの三分の一くらい、と記されているので、この数字が全てという訳ではない。それにしても一人だけ桁が違っているのは凄い。揉めたということが如実に判る数字である。それにしても、

 ページ数の関係で、本号には最も議論の集中した2篇を掲載しました。

と書いてあるのに「カッチン」の選評は候補作中最小行数しか掲載されていないのは何故だろう。