冲方丁『マルドゥック・スクランブル』。

読了。面白かった。カジノのシーンが最高にスリリングで、ルールが判らないから途中で飽きるかと思っていたのにもう全然。ぐいぐい引き込まれてしまった。
主人公の少女をなんとなく頭の中で『レオン』の時のナタリー・ポートマンのイメージに置き換えて読んでいたら、第1巻の後書きで名前が出てきたので驚いた。他のキャラクターもリュック・ベッソンの映画に出た俳優のイメージで、シェルはゲイリー・オールドマン、ドクターはジャン=ユーグ・アングラード、ベル・ウィングはジャンヌ・モローをそれぞれ当て嵌めていた。あ、ジャン・レノを出してなかったことに今気づいた。じゃあフェイスマンを彼にやってもらうことにしよう。ボイルドだけは映画からでなく、人類最強の男アレクサンダー・カレリンのイメージで。うーん、これが一番嵌っているような気がする。