W杯アジア1次予選、インド代表対日本代表戦。

ハーフタイムの停電が面白かった。ここぞとばかりに代わる代わるジーコにサインをもらいに来るインド関係者とか。試合が成立するかどうか判らないなんてスリルもめったに味わえるもんじゃない。勘弁して欲しいけど。
ジュビロ磐田勢では福西と田中誠が先発出場。福西はボランチでコンビを組んだ小野とのバランスに腐心した印象。思い切った攻め上がりはあまり見られなかったが、アレックスの絶妙のクロスに合わせたヘディングで3点目となるゴールを決めた。その際相手ゴールキーパーと激突。福西もしばらく起きあがれないほどで、インドのキーパー、ナンディさん*1は完全に悶絶していた。テレビ解説の金田喜稔は「相手が悪かったですね」と福西を褒めて(?)いた。同感である。
田中は相変わらず淡々と仕事をこなしていた。前半にもらったイエローカードは主審が厳しすぎだろう。ナンディさんの好守に阻まれた高原の惜しいヘディング・シュートは、田中からのロングパスに合わせたもの。最終ラインからのパス供給は確実に日本代表の武器になっている。
(高原も見せ場はあまりなかったが、動いているのが見れたのは嬉しかった)
藤田は後半途中から田中に代わって出場。田中の交代はシステム変更のため。3-5-2から4-4-2に変更し、藤田は2列目に入った。疲れの見えた周囲を鼓舞する溌剌としたプレーぶりが見てて気持ちいいことこの上なし。交代早々イエローカードをもらい、まあ今のはしゃーないとか思っていたら、審判がいきなりレッドカードを出した。え、なんで? イエローに対して過剰な抗議でもしたのか、いやまさか藤田に限って、などと見ている俺もパニックに陥った。テレビの中では藤田が呆然としている。しかしすぐに主審によって取り消される。どうやら田中と藤田を勘違いしたようだ。いい加減にしやがれ。
日本代表は4連勝。最終予選進出を懸けて、来月オマーン代表と戦う。

*1:ナンディさんと言えば「真・女神転生」で「コードブレイカー」の処にいるインド人。ナマステー。オヒサネー。インドに本当にナンディさんがいるとは、大学で印度哲学を学んだ俺も知らなかった。