Jリーグ2ndステージ第7節、対ヴィッセル神戸戦。

2ndステージ初勝利。テレビの前でロスタイムがこんなに長く感じたのは久しぶりだった。本当に長かった。その3分間に失点してしまった訳で、後味はあまりよろしくないのだが、勝ったことについては小躍りするほどうれしい。よくやった。あの失点は苦い薬だと思って飲み下すことにしよう。
試合内容は決して褒められたもんじゃない。相変わらず人が動かずに足下へのパスばかりである。それでも前半は双方ともきわどいシュートの連続だった。しかし、ジュビロ佐藤洋平の後ろでボー・ポストが大活躍だったし、ヴィッセルは本田に神が降りていたりと、なかなか点に結びつかない。
後半の藤田の得点は惚れ惚れするようないいゴールだった。真ん中の藤田→左の名波→さらに左サイドの前田→名波のヒール→前田→ゴール前のグラウ→ゴール前に飛び込んだ藤田と、人もボールも動く速い流れから藤田が飛び出す理想的な展開。これがジュビロだよね。スカッとした。
菊地が決めた2点目の大ループは超ラッキーと言う他ない。キーパー殺しである。リーグ戦初ゴールおめでとう。結局これが決勝点になってしまうのだから、サッカーは判らない。ついてる。
その菊地はどこかを痛めたらしく、後半途中で森下と交代した。若手では大井健太郎も山西に替わって後半途中から出場。大井はこれがリーグ戦初出場である。正直ここで出てくるのは予想外でびっくりした。山西が怪我でもしたのかと思ったら、鈴木監督の談話を読むと、山西のポジショニングの悪さと大井の高さを期待しての交代だったようである。CBの真ん中が本職なのにポジションはそのまま左ストッパーに入った。よくやっていたと思う。若手が活躍するのは将来に不安を抱えるジュビロにとって非常に喜ばしい。次は西野だ。頼むぞ。
さて、次の試合は静岡ダービー、対清水エスパルス戦である。2ndステージ折り返し地点が最大の山場となった。負けちゃいけない試合である。なのに福西が累積警告で出場停止。1stステージのマリノス戦といい、福西は肝心な時にいない。となるとボランチは菊地と服部のコンビとなるのだろうが、菊地の怪我と服部の腰痛の具合に一抹の不安を感じる。10月2日土曜日は静岡スタジアム・エコパに出撃するのである。19:00キックオフ。