インディアン・サマー。
「インディアン・サマー」という言葉は神林長平の『戦闘妖精・雪風』で知った。浜田省吾の歌を知るよりも確か先だったような気がする。
11月も後半だというのに、今日の日中はとても暖かかった。長袖Tシャツの上にタンガリーシャツを着ただけの軽装なのに、スタジアムへの道を歩いていると汗が流れ落ちてくるくらいだ。肌で感じる空気はひんやりとしているのだが、それ以上に陽差しが強いのだった。日本語で小春日和と言うより、Indian summerという英語がぴったりくるような陽気。
こんな日は、陽が落ちるととたんに寒くなってくるので、屋外でのスポーツ観戦には注意が必要だ。日中暖かいからといって、下手に薄着で行ったりすると寒さで試合に集中するどころではなくなるのである。照明に灯が点り始める頃にはさすがにシャツのみでは辛くなり、用意していった薄手のセーターを重ね着した。スタジアムでのサッカー観戦を始めた頃、気候を甘く見たせいでガタガタ震えながら見る羽目になったことがあり、それ以来、必要ないかなと思うような時でも防寒対策はとるようにしている。
これからますます寒くなるんだなあと、冬の到来を実感した一日であった。