星新一のインタビュー。

新井素子100%』の星新一インタビューで、『幻想文学』のインタビューでも新井素子さんの話になった、と仰っている件がある。星新一のインタビューが掲載されているのは、調べてみると「11号」である。1985年に出版されているので年代的にも合致する。これだろうか。読んでみたい。
『100%』のインタビューでは、新井素子さんについて下記のように語っている。

  • 太宰治のように、読者個人一人一人に語りかけてくるような書き方に魅力がある。
  • 選考会で新井素子を推した理由には営業的な側面もあり、商品として売れる大衆性の強い作品だと思ったから。マニアにだけ受けてもしようがない。
  • 文学の新人賞なら体験なりがないと無理だが、SFだと劇画でストーリーのノウハウを身につけてさえいれば、未知の世界を書くという点で大人も子供も関係ないから、そこに新井素子が個性を発揮して活躍する場があった。
  • SFではみな長編を書きすぎているので、そういうのは平井和正に任せて、大長編は書かない方がいいと思う。