ワールドユース・オランダ大会グループA第3節、対オーストラリア代表戦。

危ねえったらありゃしない。ダメか、ダメなのかと思った後半42分、中盤から長いパスを出したカレンが前田とのワンツーで一気に左サイドを駆け上がりゴール前中央に折り返した処、混戦の中から浮いたボールをオフサイドギリギリで抜け出した前田が押し込みゴール! 起死回生の同点弾で試合は1-1のドロー。オランダ代表対ベナン代表戦でベナンが敗れたため日本、ベナン、オーストラリアが勝ち点2で並び、総得点の上回った日本がグループ2位となって決勝トーナメント進出が決定した。ひとまず良かった。ほっとした。
カレンは本当によく走っていた。点は取れていないけど守備に攻撃に走り回り、得点シーンもあの時間帯にあの走りである。労を惜しまずよく走った。あとは得点だ。それにしてもチーム全体が攻撃時に覇気の見られないのは気になるのである。ガツンと攻めてやろうっていう気はないのか、このチームは。まず守備ありきなのは戦術なんだろうが、そっちに意識が行きすぎているような印象を受ける。攻める時はポンポンとリズムよく攻められんものか。相変わらず歯痒い。
決勝トーナメント1回戦の相手はモロッコに決まったようだ。ガツガツと相手に挑む試合が見たい。