J1リーグ第15節、対セレッソ大阪戦。
「スーパーサッカー」で前田のゴールシーンを見返していた時、ふと窓に映った己の顔を見ると何とも締まりのないにたにた笑いを浮かべている。自分がジュビロ磐田ファンであることを実感する瞬間である。前田のプロ初ハットトリックとなる3点は何れも見事なゴールだった。アシストとなった太田のアーリークロス2本と村井のクロスも素晴らしかった。攻められっぱなしの前半も川口の神業セーブが炸裂するなど守備陣が踏ん張って前節に続き完封勝利。これで相好を崩すなと言うのが無理なのである。にたにた。
今日の中山教室の生徒は前田だった。中山を先発させて若手FWと組ませ、もう一人の若手はベンチで見学、後半頭から交代出場という例のあれである。ピッチで一緒にプレーするのもそのプレーを見るのも何れも若手にとっては刺激になる筈。カレンも前田も中山から何かを掴み取ってくれただろうか。もちろん山本監督がそういう意図で交代策を取っている訳ではなく、そうやって成長してくれたら、そして魂が受け嗣がれていけばいいなって個人的に思ってるだけなんだけど。山本監督の談話によれば連戦での疲れを考慮したり選手の士気高揚を目論んでの交代策であるとのこと。カレンも前田も途中出場して点を決めているから結果的には大成功している。連戦の間はずっとこれで行くのだろうか? 次節の選手起用は注目である。
気になるのは試合後の監督談話で西が「負傷を抱えていた」と言われていることだ。心配である。次節は出場できるのだろうか。もっとも今日の後半のチームの出来を考えればトップ下名波、ボランチ服部でも全然問題ないように思われ、そうすると怪我を治している内に西の居場所が無くなってしまう可能性もある。ポジション争いは相変わらず熾烈である。もっとも藤田の後にトップ下を任されることについてインタビュアーに訊かれ、「いる間に勝負したかった」と言い切った西のこと、巻き返しには大いに期待できると思う。
次節は7月13日水曜日の第16節、対サンフレッチェ広島戦。広島ビッグアーチにて19:00キックオフ。スカパー!の生中継を見る予定。