『pumpkin』2005年10月号。

発売日より一日遅れで購入。新井素子さんの連載エッセイ「読書の缶詰」は第10回。今回の紹介本は篠田節子著『ロズウェルなんか知らない』である。
タイトルの「ロズウェル」とはUSAはニューメキシコ州にある街の名前だ。いわゆる「ロズウェル事件」で名を馳せた街である。1947年7月2日、未確認飛行物体が墜落し米軍が異星人の遺体を極秘のうちに回収したと噂されるこの事件、ことの真偽はともかくフィクションの題材として取り上げられることも多く、この街を舞台にしたSF青春ドラマ『ロズウェル』は日本でもNHKで放送された。
エッセイによると、この小説は時代に取り残された日本の小さな町の町おこしの様子を描いた物語らしい。それでなぜタイトルにロズウェルが登場するのかという点が話の味噌なのかも知れない。

いやあ、ひさびさに、とっても心地よい読後感。

新井素子さんが仰る小説である。非常に興味が湧いた。