読了。書店にて購入。泣いた。なんていい話だろう。いかん、これでは夢枕獏が書いた帯の推薦文*1とおんなじではないか。でもいい話だし実際泣けてしまったんだから仕方がない。
谷口ジローという書き手が日本にいることの
幸福をしみじみと感謝したい。
とは大袈裟な物言いのような気もするが基本的に同意である。
死んだ筈の人間が奇跡のような猶予期間を与えられ、心残りを果たして去ってゆく。何のために生きるのか、人に対して自分は生きている内に何ができるのか、を考えさせられる作品である。
- 『晴れゆく空』,谷口ジロー,集英社ヤングジャンプ・コミックス,933円+税,ISBN:4088770080