難波弘之・SENSE OF WONDER『2001 : A WONDER ODYSSEY』。

id:akapon:20060401#p1の記事より。amazonにて購入。SF作家でもあるミュージシャンの難波弘之が中心となって結成されたバンド「SENSE OF WONDER」の結成20周年を記念して2001年に発売されたベスト盤。ライナーノーツに友人からのメッセージとして新井素子さん他*1の祝辞が掲載されている。
難波弘之の曲を聴き込んだことはほとんどない。難波が音楽を担当した『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』と『真幻魔大戦』のイメージアルバムを昔はよく聴いていたが、『グリーン・レクイエム』はなぜか買わなかったし*2、SOWのアルバムも聴いたことがなかった。ただ、昔、20年くらい前にFMで放送されていた難波がDJを努めた番組『ザ・ミュージック』を毎週聴いていたので、番組内でかかったSOWの曲は印象深く覚えている。
改めて聴くと、いいね〜これは。プログレの楽曲の大仰さは結構好みであることに気が付いた。同時に、こんなにポップだったかなと意外な気もした。久しぶりに聴いた「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」と「オペラの怪人」が懐かしい。「一人で歩いていった猫」は切ないし、聴いていて気持ちのいい曲ばかりである。当分の間聴き込もうと思う。

*1:SF作家では大原まり子中島梓栗本薫)からの祝辞が掲載されている。他はほとんどが音楽関係者。

*2:『銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ』も『グリーン・レクイエム』もCD化されていないのだ。CD化熱烈希望!