日記

金曜日。
ニルスの不思議な旅ニルスのふしぎな旅』の主題歌を歌っていたのが元ザ・タイガース加橋かつみであったことを知ったのは、NHKのBS2で放送された「アニメ主題歌大全集」でのことであった。それ以来、無性にザ・タイガースが復活した時に発売されたシングル「色つきの女でいてくれよ」が聞きたくなった。ひょっとして図書館にないものだろうかと検索してみれば、なんと近隣の図書館にその曲が収録された『GOLDEN☆BEST』というアルバムがあったのである。早速借りに行った。古い曲にはピンと来ないものもあるのだが、復活タイガースの「十年ロマンス」「色つきの女でいてくれよ」「銀河旅行」の3曲は聞いていて非常に懐かしいし楽しい。車の中で聴くことにしよう。

土曜日。
富士に住む友人から家に招待されたので東名をかっ飛ばし馳せ参じる。今の車で東名を走るのは初めてで、つまり東名に乗ること自体が随分と久しぶりで少しびびっていたのだが、「1/6の夢旅人」を聴きながら運転すると胸に勇気がほんのちょっぴり湧いてくるから不思議だ。東京から来た友人2家族と家主一家としばらくぶりに会い歓談する。両家の子供が大きくなっていてびっくりするのである。家主が「声を上げて笑うのは久しぶりだ」と言っていたが俺も同じである。楽しい宴であった。
帰宅してCSを見れば、ナビスコ杯準々決勝第1戦の横浜F・マリノスジュビロ磐田は1対1と均衡した展開である。このまま終われば第2戦はホームだしアウェイゴール2倍ルールもあるから有利だな、などと思っていたら終了間際に久保に決められて逆転負けし、悶死しそうになる。ちくそー、ホームでは絶対に勝ってやる。チケットを買わなければ。

日曜日。
井上夢人『the TEAM』を読み終わる。図書館で借りた本である。インチキ霊媒師チームの活躍を描いた連作短編集で、『週刊ブックレビュー』において新井素子さんが紹介していたので読んでみた。スラスラ読めて面白い。心の救済を描いた場面には相変わらず弱く泣きそうになる。

月曜日。
『MOTHE3』のエンディングを見る。プレイ中は非常に楽しむことができたし最後もホロリとさせられたのだが、終わってみるとどうにも物足りない。最後が唐突すぎるように思うのである。ストーリーにもう一つ山場がほしかった処だ。amazonのレビューを見ると200を超えるレビュアの人たちによって盛大に賛否両論が巻き起こっていた。両者の気持ちが良く判る。それだけ期待は大きかったということである。個人的にはやっぱりイマイチか。