『首都消失』を見ました。
日本映画専門チャンネルで放送されたものを見ました。これが初見です。正直、何処を楽しめばいいのか判らない映画でした。サスペンスは中途半端で緊迫感に欠け、人間ドラマは陳腐すぎてお話になりません。ラストもあまりにあっさりしすぎで余韻もへったくれもありませんでした。全般的に説明不足な点やカットがうまく繋がっていない処も気になりました。
そんな中にあって中野昭慶大先生の煙と閃光の特撮は流石と言う他ありません。正体不明の雲の動きや重量感には感心し、光が一閃するたびに胸が躍りました。不満なのは大先生が特撮監督を務めたにしては爆発が少なすぎる処です。雲に突っ込んでいったトラックなど木っ端微塵に爆砕してしまえばいいのに、と思いました。この憂さは『地震列島』を見ることで晴らしたいと思います。